「Loser's Parade」

for さえない日々

ミドリ×筋肉少女帯 - Hot Stuff 30th Anniversary『Shake Your Hips』

筋肉少女帯×ミドリ、赤坂で初の異種格闘技級ライブ - 音楽ナタリー
筋肉少女帯とミドリが対バンだと!?なんてオレ好みのブッキングなんだ!」
と、いそいそと出かけてきました、赤坂ブリッツ。なんというか、客層がバラバラのようでなんとなく似通っている気がしないでもないような気がする、というわずらわしい感じでした。両方病んでるし。ライブの流れそのものは上記のナタリーさんを見ていただけたら一目瞭然のため、そこに補足するような形で振り返りたいと思います。
「ミドリ見るの初めて〜」という声がちらほらと聞こえてくる中、筆者は大阪シャングリラで、まだ客もまばらにしか入ってなかった頃のライブ(対バンは遠藤賢司)で1回、そして2年前のライジングサンで1回と、どんどんステップアップして行ってるのを見てきた。その時から比べると後藤まりこ嬢の客に対して喧嘩を売るようなMCが全くなくなりましたね、たまたまかもしれませんが。しかしやっぱり暴れる暴れる。やっぱりスピーカーの上によじ登り、パンツ丸出しで絶叫してました。最後の『swing』ではマイクを客席に投げ込んだんですが、それがライジングサン初回のブッチャーズ吉野がギターを客席に投げ込んだ映像がよみがえりました。すんごいきれいに半円を描いて客席に吸い込まれていったので。あ、新曲の『さよなら、パーフェクトワールド』はハジメタルの絶叫が大いにとりいれられててかっこよかった!

そして筋少ちゃん。ミドリでもステージ前は盛り上がってたけど、ものすごい勢いで客が盛り上がり、思わずオレまでアガりまくり。最終的には「問うならばー!」「ダーメ!」「シャララ釈迦釈迦!」と叫びまくり、声が枯れてしまいました。筋少ちゃんは2年前の横浜で見た以来なのですが、そのときよりもエディが暴れまくり。1曲目の『イワンの馬鹿』ではステージを縦横無尽に駆け抜けてました。しかしなんと言っても驚いたのが、サポートドラムがまさかの真矢!まさかLUNA SEAじゃなくてこんなところで真矢を見るとは…。どうりでやたらと豪華なドラムセットだと思った。でも、正直あんまりドラムが抜けてなくて軽いドラムだったのでちょっと不満。そしてオーケンは「デビュー以来、最高に歌詞を間違えた!」とおじいちゃんぶり発揮。次の『日本印度化計画』では2番の手前では思わず「もう一回1番!」とここでも歌詞の覚えなさぶり発揮。あなた、何年この曲を歌ってきてるんだと。さっきのミドリに比べてこの緊張感のなさはなんなんでしょうか。MCでは相変わらず笑いまくり。「この夏にはフジロックに出演します!…筋少フジロックって、なんでだよ!アウェーだけどやってやる!行ってやるぞ!富士山へ!」違う違う!苗場!「なんでフジロックなのに苗場なんだよ!苗場と言ったらユーミンだろ!?」「オェイシスを見にきた若者の前でアラフォーがやってやるよ!」さすがオーケン

そしてアンコールは奇跡の筋少×ミドリで『僕の宗教へようこそ』セッション。ハジメタルは鍵盤、リズム隊はただただはしゃいでるだけ。まりこ嬢がたどたどしく歌う「なんとかしてくれるぜ!」が新鮮でした。やたらハジメタルが後ろに控えるエディを見ていたのは、ただただ嬉しくて振り返っていたそうです。

とっても楽しくて貴重な夜でした!