「Loser's Parade」

for さえない日々

ラディカル・ホリデーその1/SAKEROCK

サケロックの2008年を濃縮してみたら二時間半越えてしまったの巻
http://www.sakerock.com/special/radicalholiday1/

私事ですが、この週末は引っ越しだったのです。そのために「余計な荷物は増やさない」という信念があったのですが・・・耐え切れずに買ってしまった。荷造り作業をしないといけないのに、2時間半もの間見続けてしまった。そして引っ越しも終了し、まだ段ボールの山に囲まれているにも関わらず、ひとまずDVDを見るためにテレビのセットだけは完璧にしてもう1回見た。あーあ、せっかく忙しい最中に見たのにやっぱりクダらなかった!と思いつつもまた見たくなる。そんな内容でした。
SAKEROCKが放つ異彩DVD、ラディカル・ホリデーのその1が先週発売されました。昨年に出た「その0」は、ある程度の予備知識やある種のリテラシーがないと付いていけなくなるくらいに過剰なものでまだまだ実験的だった印象があったのですが、今回は割と初心者でも手を取りやすいのかな、なんて思ってしまう。前作は音楽的要素があまり頭に残らないものだったのに対し、今回はスチャダラパーとの共演「SAKERAP」があったり、エゴラッピン中納良恵ボーカルの『スーダラ節』があったりと、音楽的にも記憶に残るものもある。また、今回は「ホニャララ」の制作ドキュメントが収録され、個人的な印象としてはユニコーンのDVD「THE VERY RUST OF UNICORN VIDEO」に似ている感じ。しかしそんな通常のバンドのDVDと一線を画すのは、無駄に豪華なバラエティ的要素。それは予告CMで話題となった細野晴臣御大が淀川長治に扮して語り手として“のみ”登場してみたり、サケのライブでは定番となった「対決」をまとめてみたり、シュールだけどかなりクオリティーが高いアニメがあったり…。相当マジメにふざけているのが伝わってきます。
いろいろと各コーナーに突っ込みたい気持ちはあるのですが、それはこんなところに書いても気持ち悪がられるだけなので辞めておきます。ひとまず一番言いたいのは、SAKERAPがカッコよすぎです。『生活』の演奏に『ついてる男』が乗っていくのが、このライブは生でも見ていたのに、改めて気持ちがいい。これだけで買う価値あり。他にはサケの客を目の前に本家に「ここはドラえもん工場か」と言わせた『From喜怒哀楽』、永遠のスタンダード『サマージャム』が収録されてます。本編でも副音声でも「ちゃんと形にしたい」という発言をしていたのでかなり期待します。
ちなみに、ここで「ぐうぜんのきろく3」発売の報も正式に収録されてました。あ、ちゃんとサケのライブ映像も収録されてますよ。あとスタートメニューの「ぜんぶみない」は、チャプターメニューではないのでご注意を。押せば、分かります。細野ファンも、スチャファンも、エゴファンも、ファミ通WAVEファンも、お勧めです。

ラディカル・ホリデー その1 [DVD]
ラディカル・ホリデー その1 [DVD]
(株)バウンディ 2009-07-29
売り上げランキング : 396

おすすめ平均 star
star繰り返し見たい1本!

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


あ、細野さんが小山田圭吾に肩を揉まれてる…。夢の島行きたかったけど、その日はサマソニ…。