「Loser's Parade」

for さえない日々

Flash車返Disc団地/グッドラックヘイワ

今更ながらこの音源の話題。グッドラックヘイワも出演するKAIKOOは今週末なのでこの勢いで。dommuneを見てテンション上げてます。
Flash車返Disc団地」…。いったいどんな生活をしていたらこのような言語感覚が身につくのでしょうか。不思議でたまりません。ちなみにこれは、グッドラックヘイワの会場&WEB限定CD+DVDの名前です。この名前がいったいどんな由来なのか知りたいところなのですが、「車返団地」って実際にある団地の名前なんですね。京王線武蔵野台駅東京都府中市)にあるようです。そんなローカルな話題、まったく知りませんでした。その音の響きが面白くて付けた、というところなのでしょうか。
さて、流通は限定されているとしても、れっきとしたグッドラックヘイワの新譜。今回はファースト音源のとき同様、かけこみ亭という居酒屋?で録音されたもの。ファースト同様、ドラムの音がミニマルな印象で手作りな感じがします。しかしファーストと大きく違うのは、近年顕著になったシンセサイザー導入でしょう。サードの『Thunder』では「大胆に導入!」という煽り文句のとおり、今までの印象と大きく異なるものでしたが、今回は宅録っぽいうこともあってか、暖かみのある(チープな、とも言えるが)音となっていて、非常に心地よいです。心地よいというのは、別にヒーリング音楽みたいだ、とかではなく、やはりそこは多少のヒネクレもあります。しかし、そのヒネクレは決してビル街にいるわけではなく、田んぼや畑が望む地にいる、もっと牧歌的なヒネクレ小僧。子供の無邪気ないたずらのような感じがします。また、音源と一緒に昨年行われたライブの映像が入っているのですが、そのディレクターは山岸聖太さん。おなじみ、山田一郎の一員です。このときの『チャイニーズ・スケーター』は、グッドラックヘイワセブンと称されたサポートメンバー含め計7名での演奏で、全員でソロ回しをしているシーンが印象深いです。あと、グッドラックヘイワの音楽にギターフレーズを入れるのって、けっこう難しいと思うのですが、それを淡々とこなす辻村兄の赤ムスタング姿がもう一回見れて嬉しかった。余談ですが、このDVDのトップメニューに表示される『Chinese Skater』という曲名が『Chines Skater』と「e」が抜けていたのはご愛嬌ですかね。

数量限定の代物なので、興味がある人は早めに購入した方がいいと思います。1000円だし。
http://galactic.shop-pro.jp/?pid=18925466

ちなみに現在1ヶ月前に行われたワンマンライブのときの映像がHOT STUFFのサイトで配信中です。新曲『てくてく様』のプレイを両人の手元がはっきりわかるアングルで見られます。ちなみに単体映像ではなく、怒髪天グッドラックヘイワINO hidefumi LIVE SET/竹久圏&L?K?O&ダグ・シャリン/GROUPの順番で出てきます。
http://www.red-hot.ne.jp/videorh/


Flash車返DISC団地
仕様:2枚組(CD+DVD)
価格:¥1,000(税込)

CD(3曲入)
 M1:Fancy Journy
 M2:てくてく様
 M3:床シンセ

DVD(3曲入) M1:Chinese Skater M2:干支ノス M3:習う

Band set musicians
flute, Steelpan:曽我大穂CINEMA dub MONKS) guitar: 辻村豪文(キセル) bass: 辻村友晴(キセル) keyboard:エマーソン北村 percussion:Pすけ

live recording & mixing 原巧一 director: 山岸聖太
CG director: 山口崇司(d.v.d

recording: かけこみ亭
recorded mixed by 野村卓史
mastered by 城所祐一
art Direction: 東海林巨樹