「Loser's Parade」

for さえない日々

言語遊戯王オルタナティブ2@北沢タウンホール

当日券で行ってきました、「言語遊戯王」と名前が変わってからは初めてのこのイベント。本編とは違い、オルタナティブという実験要素の高いイベントでしたが、出演者もMC山里亮太を始め、せきしろピース又吉ヨーロッパ企画上田誠、そして当日発表のバッファロー吾郎木村さんという、以前見た「消耗戦」のメンバー。とても安定した感じなのですが、いかんせんメンバーの見た目が本当に地味だったなー。登場シーンからしてゆるゆるでした。又吉さんは上下黒という漆黒ぶり。せきしろさんは「今、Twitter上でオリラジのあっちゃんがぬり絵選手権やってます」という無意味な報告(それに対して「それは気になりますね〜!いったいどれが1位なのか!」と心がこもってない感じで返答する山里)を行い、木村さんは「だからお願い!そばにおいてね!テレサ・テンです!!」。本当にゆるゆる。

最初にウォーミングアップとしてIKKOの「どんだけー」に聞こえる言葉を出し合うゲームが始まる。これって、山里JUNKのPodcastジャック・バウアーだ!」のコーナーですよね、要するに。以前は「こんばんは、森進一です」でやったということらしいので、イベント発のコーナーがラジオに輸入されているということなのか。というか、ラジオでも「どんだけー」でやってましたよね?ちなみにこの回答としてピエール瀧の「とんでけー」が真っ先に思い浮かんでしまったのですが、これはTVブロスでの電気グルーヴ特集の記事内容(天久聖一が勝手にインタビュー記事を作ったもの)でした。印象に残っているのは、

この木村さんの文字数一切合ってないブッ壊し回答を皮切りに、みんながどんどん長文にチャレンジする回答へと変化していってしまいました。いい意味でグダグダです。

さて、今回の言語遊戯王オルタナティブは、三井寿ゲーム。以前「落合記念館ゲーム2」を見たときにお試しで実施されたゲームが今回のメインイベント。ルールは、SLAM DUNKの名場面である“三井寿が「安西先生…」”と告白するシーンのコマを切り取り、セリフと人物を手持ちの5枚のカード(セリフ用ホワイトカードと人物)を使って入れ替え、面白いシーンに仕立て上げるというもの。セリフは自分で考え、人物は絶妙なラインの漫画の登場人物が描かれているもの。
このゲームを始めるに当たり、トーナメント表を作成するのですが、その方法が、SLAM DUNKの神奈川県大会ベスト4の高校にそれぞれメンバー4人を当てはめてのアミダくじ。ムダに凝ったこの方法に多少時間がかかったものの、決定した戦いはせきしろ=陵南vs上田=湘北、木村=海南vs又吉=武里
それにしても、このカードの絶妙なセンスよ。記憶を遡るに人物カードで出てきたのは、間抜作、味王、MMRキバヤシ、間柴了などなど…。80〜90年代のジャンプ・マガジンのオンパレード。ちょうどその黄金期のジャンプ・マガジンを毎週欠かさず読んでいたのでだいたい理解できました(理解できない若い子は面白かったのだろうか…)。「浪人しまくっている勉三さんがTVばっか見てる」という流れの攻防戦も面白かったのですが、特に印象に残っている流れは、

  • 「性欲こそが最高のスパイスだ!」と言っている「海原雄山
  • 「性欲こそが最高のスパイスだ!」と言っている「クッキングパパ
  • 「性欲こそが最高のスパイスだ!」と言っている「コロ助
  • 「ワガハイはぜんまいと性欲で動いているナリ」と言っている「コロ助

この下ネタ続きが「最低だ!」って感じで大笑。しかも仕掛けているのはヨーロッパ企画上田氏。…この人、ジャニーズや長澤まさみと仕事してる人ですよ…。ヨーロッパ企画の芸風にも下ネタってなかなかでないので結構意外でした。「スーパーサブカード」という特殊カードを駆使し、登場人物がベジータになるとともに読み手にR藤本が登場した流れも面白かったです。山里「普段は何をなされてるんですか?」R藤本「バイトだ!おもちゃ屋さんの!」などのやりとりが。ちなみにこのゲーム、優勝はヨーロッパ企画上田誠バッファロー木村さんとの決勝に見事打ち勝ちました。


GACKTは握手するときの握力が強い」「○○のことはあまり好きじゃない。あの人はAKBのメンバーを「女」として見てる」等々のゴシップを挟みつつ、この日も司会である山里亮太のワールドが全開垂れ流しでした。最近はようやくこの話芸に脚光が浴びてきていろいろなところで披露されていますが、こういったイベントを積極的に行っているため、生で堪能できるチャンスはたくさんあります。一回行けば、その魅力に虜になることでしょう。ちなみに、次回の「言語遊戯王7」ですが、会場はCCLemonホール(旧:渋谷公会堂)で開催されるとのこと。すげーな…。ちなみにその日の上田誠の日記にあるのですが、確かにアミダくじが厳重すぎました!

あと、最後に言わせてください。高須クリニックの整形はミケランジェロ!(「あのー、なんだっけ、ムキムキになる整形手術。ギリシャ神話みたいな名前の…」と山里氏が言っていた事へのツッコミ)