「Loser's Parade」

for さえない日々

カクバリズムのぐうぜん@心斎橋BIG CAT 〜スチャダラパー

2番目に登場したのはスチャダラパー。シンコが現れて『Into the DREAM』を流し始めると、ボーズとアニが登場。そのまま『FUN-KEY-WORD』、『MORE FUN-KEY-WORD』となだれ込む。別トラックでやる『MORE FUN-KEY-WORD』はかっこよかったなー。ちなみにここからロボ宙が参加したのだが、フリップを出すという一連の段取りを忘れてボーズに指摘されるというさすがの天才っぷり。
それにしてもこの人達は一気に人を惹き込む。ヒップホップのライブを知らない人が多いという前提で様々なヒップホップマナーを笑い込みでレクチャー。「オーイエー!とかコールアンドレスポンスどんどんやるからね!それがヒップホップのライブだから。他のところではもっといろいろ言うらしいよー。タオル回せだとか。ちゃんとやらないと湘南乃風に怒られちゃうから!」などなど。さすが、アウェーでの戦い方を知ってらっしゃる。と言ってもスチャ目当ての人たちもだいぶいましたが。あと「ここに来てる7割は星野君のファンでしょ?そして2割がハマケン…と見せかけて、実際は大地君だったり馨君だったりで、結局突き詰めていくとハマケンのファンは4人。」というボーズの発言は、我が意を得たりで爆笑。本当にボーズはSAKEROCKを理解している。一番の理解者だ…って、これは星野リーダーにとってか?
比較的新しい曲『ライツカメラアクション』でかなり盛り上がり、『LET IT FLOW AGAIN』を経て、ポンキッキーズのテーマとして耳なじみがあるであろう『GET UP AND DANCE』までどんどんヒートアップ。もちろんコールアンドレスポンスも絶え間なく。
「今日は『カクバリズムのぐうぜん』というイベントですが、我々も昔「偶然のアルバム」というCDを出してまして。星野くんが「偶然のアルバム」が好きだって言うから…」と前置きして始まったのは『アフタードゥービーヌーン』。けだるい感じのトラック、すごい好き。あるある!いいいい!のコール&レスポンス!
そして今回のハイライトは…『あんた誰?』。この曲は谷啓フューチャリングされたスチャダラ初期曲。クレイジーキャッツでも同名曲が谷啓ボーカルで存在しています。まぁ…この曲は絶対やるだろうとは思っていましたが、いざかかると「おおお!」と興奮。ガ、ガ、ガチョーン!特に追悼めいたMCもせずにさらっとやるあたりがニクいです。あ、レコードショップで話しかけてくるアニのセリフが「フォローしてよー!シンコはしてくれたよー!」と現代風に変えてたのは笑った。

カッコイイ!
最後は『Good Old Future』で〆。この日のアニは「相対性理論のやくしまるさん」のようにライブ中にiPhone…ではなくiPod touchをいじってみせたり、それに「いい写真だったから…」となぜか入っている福原愛の画像を見せびらかしたり(でもiPod touchの大きさだから全然見えない)と、相変わらずの自由っぷりでした。あと、わりかし歌詞が飛んでいたように感じたのは気のせいでしょうか。

スチャダラパー

  1. Into the DREAM
  2. FUN-KEY-WORD
  3. MORE FUN-KEY-WORD
  4. ライツカメラアクション
  5. LET IT FLOW AGAIN
  6. GET UP AND DANCE
  7. アフタードゥービーヌーン
  8. あんた誰?
  9. Good Old Future

最後はいよいよSAKEROCK