シティボーイズミックスPRESENTS 『動かない蟻』＠世田谷パブリックシアター

9月15日（木）。友人が行けなくなったチケットを急遽譲り受ける。初めてのシティボーイズ。演出が天久聖一なので気になっていた。
後から聞くに今回は随分演劇チックな仕上がりになっていたそうなのだけど、とにかく全体的に不条理な雰囲気、不穏な空気が流れていた。時節柄、放射能の話題が取り扱われていることが大きく影響していたからかもしれない。なんだか、天久ワールド全開だった。最後のオチとか「えー！？」って感じだったし。電気グルーヴの「モノノケダンス」のPVのオチのようだった。シティボーイズを初めて見るのがこの公演でよかったのだろうか、なんて思ってみたり。過去の作品を見てみないと。
シティボーイズの御三方は60歳を超えているにもかかわらず非常に意欲的。きたろうはしっかりしてるんだか抜けてるんだか分からない奇妙な感じで、斉木しげるは自由奔放で、大竹まことはツッコミつつもケツ出したり。更に中村有志のパントマイム、辺見えみりのおじさんキラーっぷり、荒川良々の飛び道具っぷりを堪能しました。
ちなみにこの日はよく著名人を見かけた。受付にはやついいちろう、入り口を入った所で久本朋子（久本雅美妹）、席の近くには北陽の虻ちゃん、会場を出たら松尾スズキ、近藤公園、少路勇介などなど大人計画の面々。ちょっと得した気分。