「Loser's Parade」

for さえない日々

スカート ワンマントーク&ライブ ODAIBA MUSIC CLOUD vol.1@東京カルチャーカルチャー(5/25)

スカートのワンマンライブ&トークショーをお台場に見に行った。
ここ最近、スカート(澤部渡)のインタビューをよく見かける。
スカートは実在した! 澤部渡インタビュー その1 - mrbq(松永 良平 blog Q)
SHOW-OFF STAFF BLOG 話題のスカート=澤部渡に初のロングインタビュー敢行!
注目を浴びてきたのだと思うけれど、どちらの記事も実際読んでみると、インタビュアー自身が惚れ込んでいる、というのが分かる。そんな自分も惚れた一人です。今回の構成は、第一部が弾き語り、第二部がトークコーナー、第三部がバンドでのライブと、非常に盛りだくさん。
弾き語りは「セットリストは決めてない」と言いつつ、1時間ほど。ここでは次のアナログ盤に入る『ウーリッツァー』などを交えつつ、光GENJIの『STAR LIGHT』やチャクラの『まだ』、あがた森魚の『僕は天使ぢゃないよ』のカバーも披露。24歳が選ぶ曲ではない。もちろん自身のポップソング群もかっこよかった。『セブンスター』は弾き語りでもかっこよい。
トークコーナーではカルカルのプロデューサーであるテリー植田氏が司会、クイックジャパンの3代目編集長であり現発行人である北尾修一氏と元エピック・ソニーで、岡村靖幸佐野元春の担当ディレクターだった阿久津真一氏がゲストで登場。3人のおじさんに囲まれた若者、澤部渡という図はなんだか面白かった。話は、澤部さんの音楽体験についてが中心。「光GENJIは物心が付く前。その頃からどうやら好きだったらしい。今になって作曲のASKAの偉大さに気がついた。あの奇想天外なコード進行、あれはプログレですよ!」っていうのが、たしか以前、西寺郷太もそのようなことをタマフルかどこかで発言していたのを思い出した。
「独特なコード使いと、作詞をしている音楽が好き」ということでナンバーガールが好きだった中学時代、その頃夢中になっていたのはyes,mama ok?。中学の時にライブハウスに通っていた(時には親同伴で)そうで、界隈では有名だったらしい。そのyes,mama ok?の金剛地武志さんもお客さんとして来場されていたので、少しトークに参加。曰く、「まだ成長期が来る前だったから小さかった。最初見たときはいったい誰のファンなんだと思った」「(高校の時にスタッフにさせたのは)学生だから時間はあるだろうし、ただで使えるもんは使っておこうっていう…」というエピソードが。また「俺ですらワンマンなんてやったことないのに…先を越されました」と発言。イエママってワンマンしたことないんだ!今からやったらいいのに。
そしてラストはバンドでのライブ。ここでさらっと岡村靖幸の『ハレンチ』カバーも混ぜてくるのがニクい。最後に『ストーリー』、『ガール』で締め。アンコールで『ゴウスツ』を演奏してイベントは終了。澤部さんは最後の2曲がミスだらけで後悔しているみたいですが、見ている側はそれ込みで盛り上がりました。


ところで、今回のライブはUSTREAMで配信されていたのですが、それがアーカイブされています。スピーカーからの音ではなくPA直の音のためかなりザラッとした音になっていますが、スカートの曲はもちろんのこと、年齢に沿わないカバーセンスは、必見です。


Video streaming by Ustream