ももいろクローバーZと在日ファンク
先週末、CSテレ朝チャンネルが「ももいろクローバーZ 24時間大放送だZ!!!」と題し、24時間ももクロの番組を流し続けていました。合間に生放送も挿入されつつ24時間放送が終了後、今度はBSスカパーにて「ももクロ夏のバカ騒ぎ Summer Dive2012 Tour 開幕戦 -6.17 NHKホール大会」が生中継。24時間以上、ももクロがテレビに登場していたのでした。
今回の24時間放送の目玉は、今年4月に行われた「横浜アリーナまさかの2DAYS」のライブ映像。初日は多彩にも程があるゲストを呼んで様々なコラボが行われた「ももクロ☆オールスターズ2012」。2日目はうってかわって、5人だけで円形ステージを使用して行われた「見渡せば大パノラマ地獄」。これらのライブが、今回初めて世に出たのです。
このライブの初日に開催された「オールスターズ」ですが、ゲストにはザ・ワイルドワンズ、デューク・エイセス、青空球児・好児、「さんまのまんま」のまんまちゃん、指原莉乃、松崎しげる、埼玉西武ライオンズのマスコット「レオ&ライナ」などなど、統一性という概念が存在しないかのようなキャスティング。そして、この中には、浜野謙太率いる在日ファンクもいたのです。
在日ファンクがこのライブに参加するということは事前からある程度わかっていたことでした。それは2月に開催されたトークバトルイベント「ももクロ試練の七番勝負」でのこと。「ももクロ VS. ファンキー」としてトークゲストに招かれた在日ファンク。どうもシドロモドロで散々だった浜野さんなのですが、この時に有安杏果よりソロ曲制作依頼を直接受けていたのでした。
ということで在日ファンクが横浜アリーナでどのような感じだったのか、確認してみました。在日ファンクがって書きましたが、正確には浜野さんがどうだったか、です。
放送はリハーサルの様子からスタート。練習風景やコラボレーションの打ち合わせを行う場面が映し出されるのですが、ここでお三方に笑われていたのは、
ご存知、浜野謙太率いる在日ファンク。
有安ソロ曲以外にも、今回は「マス寿司三人前」というユニット名で「恋はあせらず」のカバーも披露。すでに共演経験がある両者、すっかりリラックスモードで…
こんな場面も。役得にも程がある。これが南キャン山ちゃんだったらかる〜く炎上してます。
そして本番当日。今回のゲスト勢揃いで円陣を組むことに。大御所がゴロゴロいらっしゃる中、在日ファンクの面々も参加。
そして本番。数々のアクト、ソロ曲が行われる中、始まった有安杏果ソロコーナーwith在日ファンク。
舞台は横浜アリーナ。観客は1万1000人。そんな中でライブを行う在日ファンク。
そして見事に緊張で顔がこわばっている浜野さん。見ているこっちがドキドキ!イヤモニなんてのも初めての経験じゃないだろうか。
対する有安杏果の堂々たるアクト。
有安ソロのために浜野さんが書き下ろした『教育』、演奏もタイトでかっこいいです。
(あ!ラストに二人で開脚決めるとこ撮るの忘れてた!)
これで演奏は終わりかと思ったら、浜野さんが上から目線で有安に話しかける、と同時に二人はステージから花道へ。
有安「チビに言われたくないんだよねー」
浜野「(え!?)」
ここから二人のラップでのdisリあいスタート。
途中「ここ!ここ!」とか言ってたやりとりが『ココ☆ナツ』に変化していって、
仲良く終結。浜野さんが『ココ☆ナツ』歌ってるのを見て昨年末のSAKEROCK渋谷AXライブを思い出した*1のは私だけでしょうか。
その後、玉井詩織と高城れにが加わり『恋はあせらず』のカバーを披露したのですが、すべての重大任務を終了した浜野さんのホッとした顔で叩くタンバリンが面白かったです。
ライブはこの後も様々な展開を見せていきました。そしてラストは出演者全員が登場して『コノウタ』。ここでももちろん在日ファンクは登場します。
有安とユニゾンで『コノウタ』を歌う浜野謙太。
浜野さんの引きつる表情が、見ているこっちにまで緊張が伝染するようでした。でも見事大役を果たしてましたね。それにしても、数々のロックフェスに出演し、音楽的にも評価され、更に様々なバラエティにも出演し、時には役者業も行い、こうしてアイドルのコンサートに出演し、更にはそこでイジられるだなんて人、この年代では浜野さんくらいなのではないだろうか*2。30歳を過ぎ、浜野さんの立ち位置がどんどんオンリーワン化していく。
5年前には「毎日がキャパオーバー」などと言っていたのも過去の話。いや、もしかしたら今もずっと「毎日がキャパオーバー」な日々を過ごしているのかもしれませんが、確実にそのキャパシティーは広がっています。
余談ですが、この映像で一番面白かったシーンは
緊張のため泣いてしまった高城れにを青空球児・好児師匠が慰めているところでした。