「Loser's Parade」

for さえない日々

ZAZEN BOYSⅡ

ZAZEN BOYSII
向井はラッパーに変化していった。元々シンガーということでもなかったような気もするが。ZAZENになってから変拍子の曲が増えたのがとってもツボである。まんまとやられてしまった。しかし、アヒトイナザワ(鯔澤亜人)のドラムはドラムを聴いてすぐわかる。ややナンバーガール時代に比べればドカドカなオカズが減ったような気もしたが、「COLD BEAT」ではあらためて「手数多いなー、この人は」と思ってしまう。あと日向氏のベースはナンバーガール時代と比べたら、ぜんぜん違う低音を響かせる。なによりかなりメロディックだ。「余計なことをしない」中尾ベースよりもこっちのほうが好みだ。そして、ギター。ナンバーガール時代のひさ子ギターはかなり個性を放っていたため、それを越えるのはやはり至難の業か。向井のコード感+ひさ子のコード感でナンバーガールのコード感だったわけだから、ZAZENではZAZENのコード感を出さなくてはならない。向井のギターが独特のため。その個性にさらに相乗効果を出さなくてはならない。これは非常に難しいと思う。「Ⅰ」では見えていなかった個性が、「Ⅱ」では見えてきたかもしれない。とりあえず、ライブが見たいが、西部講堂のライブも一瞬で売り切れたことだし、どうしたものか。関西来ないかなー。