「Loser's Parade」

for さえない日々

職業サラリーマン

奥田民生の「人ばっか」に興奮しつつ営業車をかっ飛ばす。歌詞をちゃんと読んでみたい。どんな歌詞になっているのだろうか?なんとなく聞き取れるが、じっくり読んでみたい。CD買えばいいだけの話かもしれないが。しかし「今年の有給は少ないといわれた人ばっか」はなぁ。切ないなぁ。
帰りに初めて立飲み屋なるものに行く。すっかりサラリーマンだ。しかも結構安いし。
普通のサラリーマンからは逸脱したい、と学生時代思っていた。しかし、けっきょくは普通のサラリーマンになってきた。毎日満員電車に乗り、ノルマを達成し、夜遅く帰ってくる。「いつも僕は一人きり、風呂に入って寝るだけ」まさにユニコーンの働く男だ。しかし、「普通の」サラリーマンってなんだ?おそらくステレオタイプのサラリーマンにはなりたくない、と学生時代のオレは思っていたのだろう。それでは、なにをやったら普通じゃなくなるのか?会社に入ってしまえば、ステレオタイプな人なんていなかったし。会社に入って、レールに乗ってしまうことが怖かったんだと思う。今も疑問に思ってしまうときはあるが、それはそれでありなのかもしれない、と思えるようになってきた。でも、とりあえず平凡には生きたくないな。もし自叙伝を書けといわれたとき、何の盛り上がりもないような人生は。会社だけじゃ、やっぱ、ねぇ。仕事もいいけど、それ以外のところで何かしらの変化がほしい。バンドは辞めてしまったが、なにかやらかしてみたい。ああよかった。まだオレ、青いわ。絶対落ち着かない。そんな24の秋。でも、とりあえず今オレの自叙伝を発表するとなったら、間違いなくコメディーと悲劇の繰り返しだ。それもいいけど。