「Loser's Parade」

for さえない日々

奇跡のTV番組「水曜どうでしょう」

KBS京都どうでしょうリターンズを水曜日に移動させてから、タイミングがずれてあまり見れていない。今日こそちゃんと見ないと。「水曜」にやってるからちゃんと覚えられているはずなのに、すっかり忘れてしまう。というか、下手したら平日は帰ってきてない。日曜が一番都合よかったのに。
それにしても、自分が水曜どうでしょうにはまってからすでに2年以上が経過した。そのころはまさかここまでブーム(というと一過性な気がしてあまり言いたくないが、間違いなくブームだと思う)になるとは思っていなかった。きっかけはまだABC朝日放送で月曜深夜にやっていたのをたまたま見かけたとき。多分サイコロ3を初めて見たのだと思う。その頃はまったく意識していなかったが、妙に安っぽい映像、「PAPAPAPAパフィー」で見たことがある大泉洋の姿、最後に出る「北海道テレビ放送」というテロップが妙に気になった。そして意識して見始めたのはカントリーサインⅡのとき。牛の喧嘩や稲川淳二のときだ。他のバラエティーでは見ない、あまりにも馬鹿馬鹿しいやりとりにすっかり魅了されてしまい、そこからまずは大泉洋を検索。そこで「北海道ではスター」「実は劇団員」であることが分かり、どんどん検索して行った後、ついに「どうでしょう」にたどり着く。impressTVだ。そこで無料で公開していたユーコンを一気に見る。すっかりはまってしまった。ちょうど北海道出身の友人がいたのが幸いし、そこからあらゆる手段を尽くし、どうでしょうのビデオを採集。これで立派な「どうでしょうバカ」のできあがり。その頃はちょうど自分のやっていたバンドがひょんなきっかけで東京でレコーディングすることになり、深夜バスで東京に向かった。どうバカの自分は深夜バスに一人興奮し、そしてやられた。東京では東京ウォーカーで見覚えのある六本木に興奮。…というか、もっと興奮するポイントがあると思うのだが、せっかくの東京。そのときは「東京ウォーカーで見たことのある風景」に興奮した。本当にバカでした。あと、帰りのバスではどっかのインターで「おやき」購入。これは対決列島です。ああ、本当、バカだったなぁ。そこからはいよいよ加速を増し、誰もわからないのに携帯ストラップ購入。ぼちぼちみんなに布教活動。公式は毎日チェック。そしていよいよDVD発売。発売直後には公式掲示板に書き込みし、ばっちり嬉野Dのレス付で載る。DVDやグッズも結構購入したし、今年の初めには大阪へ「river」舞台挨拶を見に行き、今年の夏はついに聖地、北海道へ行ってしまった。表向きはライジングサン参戦だったが、裏テーマは聖地訪問。ばっちりHTBへ行って高台公園をじっくり観察してきた。もちろん、他のどうでしょうバカらしき人物もいた。
あの頃は1週間で1万4千枚の予約が入っただけで大騒ぎしていたのに、いまや10万枚を売る勢いだ。東京でイベントをやれば数分でチケット完売。この前の東京国際映画祭ではバカ大集合。まわりにも「どうでしょう」を知っている人間が増えた。DVD複製で逮捕される人まで出てきた。なんなんだろう、この加熱振りは。最近、藤村DがDVD制作以外のほうに目を向け、なにかと非難を浴びているが、ゆっくり、のんびり、マイペースで奇跡の番組を作って行ってほしい。自分がベトナムDVD発売の際に掲示板に書いた言葉は「一生どうでしょうします!老人になっても!」というものだ。とりあえず、有言実行を目指そう。どうでしょう班のように、ゆっくりマイペースに。