「Loser's Parade」

for さえない日々

NANAについて更に言及してみた

まず一言言わせてください。
「あんなバンド、いないから。」
これは方向性によるから一概には言えないけど、ピストルズ意識のパンクって、絶対今は受け入れられないと思うんですが。まぁこれは作者も「現代風なものははずしたかった」というから意識してやっているとは思うが。でも、あそこまでいくと完全にビジュアル系じゃないですか。化粧とか。今の日本のシーンを考えると…ラルク?あれもパンクじゃないしなー。ブルーハーツ?もっと違う。メロコアでもないし、oiパンクでもない。ピストルズ意識のファッションではあるが、どうも音が想像つかない。そういえば、以前ナナのイメージは中島美嘉だといったが、最近思うに川村カオリが一番あってるんじゃないだろうか、音楽的にもルックス的にも。土屋アンナもSWITCHでナナっぽいファッションで登場しており、いい感じだったのだが、やっぱり川村かおりかな。はい決定。主演は川村カオリでもう一度実写化をお願いします。
音楽的なことをいうと、恋愛面よりも感情移入できない。東京で3回目のライブであんなに人気が出ているなんて、雑誌やラジオが取り上げない限り難しい。…と、チケットが手売りで10枚以上売れたことがなかった元バンドマンが言いますよー。…やっぱいるのかなぁ、中には。でもそれなりにどっかで取り上げられないとライブハウスだけの評判じゃ絶対厳しい。人気が出て、客をよく呼び込めるようになったらスカウトの人は来ます。自動的に来るって言うのもあるかもしれないが、大抵はライブハウスの人が紹介してくれたりするような気がする。これは経験で話しているので、もっとパターンはあると思う。オレが考える人気の出方というのは、対バンで他のバンドと知り合う→ライブを見に行ったりして仲良くなる→一緒にイベントを行うor主催イベントに出さしてもらう。この繰り返しで、だいたい知名度が上がっていきます。これはまさにオレが経験したストーリー。オレの場合は音楽サークル出身だったため、先輩のバンドの打ち上げに参加して、そこでいろいろな人と仲良くなるって言う場合もありました。まぁ、ブラストの場合は「実力」って感じでかなりかっこよく描かれているので、正直うらやましい。しかし、ヤスがプロデビューを渋っていた理由として「もっとインディーズで活躍して、固定客を増やし、ハクをつけたい」と言っていたが、非常に納得できる戦術である。かなり冷静に分析できているヤスがオレは好きだ。
「音楽シーンがかっこいいから」「恋愛シーンが切ないから」多々、NANAを指示する理由があるとは思うが、オレはなぜNANAにはまりつつあるのか、いまだに自分で分かっていない。なぜか気になるのである、先が。もうちょっと研究を続けていきたいと思う。