「Loser's Parade」

for さえない日々

ボロフェスタ1日目

年々出演者が個性的になってきているこのフェスは、非常に思い入れのあるものだ。去年も書いたけど、先輩が主催者側にいるのと、初年度はスタッフ側として参加していたからだ。そこから知っていると、どんどん大きくなってきているのがわかる。ラジオで宣伝していたのを聞くと「それくらいの予算はあるようになったんだなー」と思ってしまう。そんなわけで本日はZUINOSINから見ることができました。

噂に聞いていたけど、音を聞いたことはなかった。とりあえずバカすぎでした。でもかっこよかった。 エフェクトかけまくりギター、フレットレスベース、高速ドラムで変拍子プログレ調インストをバカパフォーマンスで表現してました。ああ、大阪らしいなぁ、っていうのが第一印象。あふりらんぽと比べられるのがわかる。どっちも好きだけど。最後にドラムの人がステージを飛び出し、水溜りにダイブしてドロだらけになってました。最高すぎる。また見たい。

昔から一度見てみたかったバンド。オーケン率いる「特撮」に参加しているナラサキの母体バンド。最近ボーカルに専念するようになって、より「デス声」と「天使の歌声」が強調されるようになった。基本的にはメタル。でもいろんなジャンルをミックスさせている。My Bloody Valentineまんまの音もあるし。「40手前であのルックスはないなー」とナラサキを表現していた隣の人の言葉が印象的。確かに、あのかわいさアピールはないわ。

ビリー氏が亡くなって、第2期ギターウルフがはじまった。音も少々変化したような気がするが、根本は変わらない。ベースの彼は19歳で楽器をまったく触ったことがなかったそう。そんな人選をするギターウルフが最高すぎます。新ベースのUG氏は「なんであなた、楽器触ってるの?」って感じの悪そうな人でした。最後にアンコールで「オールナイトでぶっ飛ばせ」をやって、一緒に叫んでしまった。

正直、曽我部恵一をあなどっていました。こんなにハッピーなライブをやるとは思っていなかった。テンションがみんなバカ高かった。「テレフォンラブ」ではみんなで合唱+携帯をペンライト代わりに掲げてみんなを巻き込むパフォーマンス。これがラブ&ピースってやつなのね。知り合いの子持ちの人に聞いてほしいね。9時を過ぎても終わらない演奏に主催者ロボピッチャー加藤さんがあわてて曽我部さんに耳打ちしてたのが印象的。そしてその制止を振り切ってもう一曲やってしまう曽我部さんもよかった。更にアンコールで弾き語りしてくれたし。…あーあ、知らないぞー、苦情来ても。なんて事も思ってしまったけど。(西部講堂の音だし9時までです。近隣住民に迷惑がかかるから。)

さて、明日も参加してきます。最後のムッシュがどんなライブをしてくれるのかがすごい気になる!