「Loser's Parade」

for さえない日々

ラジオスター

「たのしい中央線」が見つからないよー!やっぱりタワレコとかに行かないと無理なのだろうか。しょうがないので何気なくラジオ専門の雑誌というものを立ち読みしてみた。三重時代、小学校から高校までをラジオ中心に過ごして来た自分にとって、昔を懐かしむような感じで「CBC」「東海ラジオ」などを見てみる。するとどうだ、自分が最も熱中していたCBCの「夜9時〜12時台」が、よくわからない編成になっていた。というのも、「冨田和音株式会社」という番組が強烈に好きで、AMラジオと言えば、「夜9時〜12時台」という印象があったからだ。そんな自分にとって、長時間番組がなく、かつリスナーありきの番組がないような印象(聞いた事がないから言い切っては悪いけれど)を受けたのです。パーソナリティーありきの番組ばかりになっているような気がして…。大学より関西に出てきてすでに8年。そりゃ変化もしていくのか。
冨田和音株式会社、通称「冨カン」。この番組は会社ごっこを番組にしたもので、DJの冨田和音アナウンサーを「代表取締役社長」とし、アシスタントを「秘書」と呼んでいた。リスナーはハガキを読まれることで「株券」を発行され「株主」となる。つまり、「ポイント」ですね。この番組が、小学生だった自分にとって、強烈なインパクトを残したのです。自分が聞きだしたときには既にレギュラーではなくなっていたが、ブレイク前の伊集院光も「副社長」として出演していた。火曜日の秘書だった久松史奈は、番組途中に「天使の休息」でスマッシュヒットしましたね。この番組のおかげで一時期全アルバムを持っておりました。この頃から、ハマるととにかく全てを収集するクセが始まりました。「冨カン」終了後の番組はあまり覚えがない。それほどまでに強烈なインパクトを残したのである。その後はアニメ系ラジオに傾倒していき、林原めぐみ山寺宏一岩田光央などが好きになるのだがそれはまたの機会。…しまった、元アキバ系だというのがばれてしまう。
大学進学のため関西に出て一人暮らしをするようになってからというもの、AMラジオからは遠ざかっていたのだが、ようするに、ラジオを聴いて今の文系的趣味が形成されていきました。特に音楽方面については非常に影響は大きい。AMではなくFMも聞いており、NHK-FMの「ミュージックスクエア」「ライブビート」で様々なアーティストに出会った。今でも思い出すのは1999年正月頃に放送された「ライブビート」のスペシャルで、椎名林檎ナンバーガールくるりなどがブレイク前に(ナンバーガールはデビュー前)ライブを行った。この放送、録音していたカセットは何度も聞きなおしていた。椎名林檎の「ここでキスして」ナンバーガールの「OMOIDE IN MY HEAD」、くるりの「虹」、センチメンタルバスの「よわむしのぬけがら」、THE JERRY LEE PHANTOM(最近THE BEACHESに改名しましたね)の「Dr. Lee Rider」がすごく好きだった。思えばナンバーガールの出会いはこれだったなぁ。
まぁ、そんなわけで、昔を懐かしんでしまったということをただ言いたかっただけであって。このGWに実家に帰るので、久しぶりにCBCラジオでも聞いてみようかと思ってみた。