「Loser's Parade」

for さえない日々

いろいろ

そういえば先週末も京都へ行ってまいりました。今月3度目の京都、それはつまり毎週末京都に戻っていると言うことです。どれだけ寂しいんだろうか、オレ。広島では一向に友人が出来る気配はありません。一人で流川とか行ってみるか?

今回戻った理由は、先輩バンドの活動休止ライブがあったため。そのバンドとはオレが大学入学したときからの付き合いのため、もうかれこれ8年目を迎えていた。そのバンドの活動暦は9年。それだけ活動しているものの、やはりなんというか、20代後半を迎えてくるとなるといろいろあるようで。ただ、京都に来てからずっと見てきたバンドで、しかもメンバーの方ともやっぱり先輩なんで仲いいし、おまけに同じバンドだったドラムが途中から加入してるし、やっぱり思い入れはあるわけで。感慨深かったのです。

そんなわけで久しぶりに京都は拾得へ。前日に朝5時まで仕事をしていたため、起きるのが遅く、まんまと開演時間には間に合わず。京都駅からタクシーに飛び乗り、なんとか19時半には会場へ。拾得というところはすごい雰囲気がよくて、平和な雰囲気が流れている。日本最古のライブハウスということで木造なんで、なんだか実家の雰囲気を思い出す。こう書くとなんだか敷居が高い感じがするけど、共演バンドはブリーフ一枚で歌い、天狗の面をつけてギターを弾き、その横でクールにベースを弾く女性と同じくクールにドラムを叩いているという、なんともへんてこな場所。まぁ、それはそれで別の意味で敷居が高いような気もするが。

そして今日の主役が登場。客は満席。オレみたいに遠方から駆けつけた人もいるみたい。先輩の知り合いである映画監督がカメラ4台を駆使してその記録を撮っていた。見ていると、なんだか不思議な感覚。活動休止だというのがなんだかよく分からない感覚。ずっと見てきたものがなくなってしまうのって、なかなか不思議なのです。区切れないというか、ちゃんと飲み込めないというか。客の中にはサークルの先輩後輩が入り乱れていたせいもあって、タイムスリップしたような感じだった。実際、その後の打ち上げでも「なんか、定演の打ち上げみたいやなー」なんて言葉を誰もが吐いていた。卒業して4年なんだけど、やっぱり時が止まっているというか、誰も変わってはいないというか。正確には環境が変わっている人なんてたくさんいるし、オレを含めバンドをすっかり辞めてしまって社会人になっている人もいるし、まだバンドをやっている人もいるし、バンドが調子よく、東京ワンマン成功したヤツもいるし。様々なんだけど、そんなこと関係なかった。すっかり学生時代に戻ってしまい、拾得で12時まで、2次会で4時まで呑んでいた。こんなに遅くまでワイワイ呑むのはすごく久々で、すごく楽しくて。でもそれが逆にすごい辛くて。「もう、広島なんかに戻りたくないー!」ってなって。でも新しい週が始まるわけで。

そんなわけで、この日記を書くのが遅かったのは、今週頭が反動でかなりウツになってたからなのでした。いやー、社会人って辛い。