「Loser's Parade」

for さえない日々

YOUR SONG IS GOOD

スペシャボーイズに完全にはまっているのは、もう何度も書いているのですが、そのおかげか、ユアソンのハッピーさに心をようやく打たれ、CDを購入いたしました。確か初めて知ったのは以前ヨシモトファンダンゴTVで放送されていたダイノジ司会の「DRF」。ここにサイトウ氏が出演したのを見たのが最初でした。そのときはおそらくWEBデザイナーとして働いていた会社を辞めた(潰れた?)後だったようで「ハローワークに行かないと…」なんて発言して、見事に視聴者の夢を打ち砕いていたのを覚えています。その後、「Good Bye」がM-ONの深夜に毎日流れておりました。その頃は特にこれといった印象はなく、逆にあの展開的に恐ろしいことになるPVに怯えていました。その後STUDIO GROWNにて木曜VJを担当し、ビークル・ヒダカ氏とコンビを組むこととなりました。その頃も、大好きだった月曜日に気を取られほぼノーマーク。去年のボロフェスタではちゃんとライブ観戦してたのに、ムッシュに心を奪われてあんまり覚えていないという始末。そうこうしているうちに始まったスペシャボーイズ。最初はSAKEROCK目当てだったのに、どんどんカクバリズムというレーベル単位で興味を持つに至りました。
まぁ、もっと根本的に言うと、以前よりもインストバンドが好きになったということでしょうか。TOESAKEROCKSPECIAL OTHERSを経て、インストバンドの演奏スキルの高さ、そして何よりコードワークの絶妙さ(TOESPECIAL OTHERSはコードというよりリフの素晴らしさなので、実質SAKEROCKで発見したものですが)に心奪われるようになり、更に言うならばダンスミュージックに昔ほど抵抗を感じなくなったからでしょう。去年は陽気な音楽よりももっと殺伐した音楽を好むという、不安定な精神状態だったんで…。今も不安定さは変わりないものの、ユアソンの音楽を聴いて、気分を晴らすことができる心の余裕も生まれました。長くなりましたが、それが興味を持てるようになったいきさつなのだと思ってます。
今回は前作「YOUR SONG IS GOOD」とメジャー進出作「FEVER」を購入したんですが、ちゃんと聞いてみるとオルガン&トロンボーンのちょっと切ないメロディとかがかなり良いということに改めて気づかされました。「Good Bye」なんて、昔はちょっと怖かったのに、ちゃんと聞くとあのコード進行とか、キメとか、切ないメロディラインとかがたまらない。新作だったら「熱帯BOY」のマイナーとメジャーセブンスがすごいツボ。ユアソン、ただただ盛り上げてくれる音楽ばかりかと思ってましたが、こういったちょっと切なくなるような音楽が出てくるのがとっても好きになりました。
まぁ…あと極個人的なことを言うと、メンバーにサラリーマンがいるということが更に興味を持つきっかけとなったことです。しかも営業職、まんま状況はオレと同じ。こういった、プライベート面でも興味が沸いてしまうのは元々のミーハー体質から来るものなんですけど。でも、ユアソンのサラリーマン組を見ていると「オレも頑張らないと!」なんて勝手に思えてくるのでした。

FEVER

FEVER

YOUR SONG IS GOOD

YOUR SONG IS GOOD