「Loser's Parade」

for さえない日々

トロピカル道中とキャッチボール屋

サケロックオールスターズの「トロピカル道中」、SAKEROCKの「キャッチボール屋」の2枚を購入しました。こういうのを「フラゲフライングゲット)」と呼ぶのでしょうね。すでに今月だけで、10日も経ってないのにCDを7枚、1万円以上使っております。この辺で抑えておきましょう。
とにかくサケロックさん、すごいことになっております。まずは「トロピカル道中」。待ち続けていたウーマンリブ七人の恋人」でのオープニング曲、「七拍子の人」が「七拍酒」と名前を変えて登場しました。もうこれが非常にかっこよろしい。なんていってもツインドラムでおそろしくアグレッシブになってるし、クドカンがリードを弾いていたメロディはハマケンのうまうまボーンでやわらかい感じに仕上がっております。この曲だけでこのアルバムを買う意義があります。あとASA-CHANGのシンセドラムやらタブラなんかで不思議な印象、高田漣スチールギターが心地よい印象をミックスさせ、おまけにハマケンのえげつない歌「本当の出来事」まで入っており、まさに「これはサケロックではない」。ハマケンが歌うの?とみんなを恐怖に陥れていた「はじまりはいつも雨」は心地よいインスト曲で、なんだか安いスーパーのBGMとしてかかってそう。最後の祝辞では浜野隊長のありがたい祝辞の後、「PomPom蒸気」のハマケン仮歌(ユンケルでテンションがおかしくなった)バージョンが聴けます。

トロピカル道中

トロピカル道中

そして「キャッチボール屋」。こちらは映画サントラらしく風景に似合う音楽に仕上がっております。「七七日」を思わせる手拍子から始まる「オープニング」から始まり、サケロックで最近非常に評判がよい新曲「ちかく」の星野源宅録バージョン「洗濯機」などなど。最後には「え!これも映画で使われてるの!?」と驚愕せざるを得ないハマケン+星源作詞作曲の「昭和報われない音頭」によるハマケンが歌う演歌で〆られています。後半につれてどんどん壊れていく詞に注目です。というか、全体的に作曲の幅が広くてすごいの一言につきます。しばらくはこの2枚がヘビーローテーションです。
キャッチボール屋~オリジナルサウンドトラック~

キャッチボール屋~オリジナルサウンドトラック~