タムくんとタイ

以前より雑誌などで見かけたことがあったウィスット・ポンニミット。なんとなく面白い人だなと思っていた。ミーハーで申し訳ないが、最近サケロック星野氏がやたらとプッシュしており（同じくプッシュしている西原理恵子はちょっと今の精神状態だとヘビーだった）、更に今度のPVの監督も務めるということで、気になっていた。そして新刊は「日本のことを書いている」というため、ついに、というかようやく購入。外国から見た日本という視点のモノ、好きなんです。外国人向けの日本観光ブックとか。

タムくんとイープン

買ってよかった。日本の漫画文化の威力がスゴいということは重々承知だったけど、改めて人生、ひいては一国の文化までをも変えてしまうその威力を知った。ホント、この人は漫画大好きなんですね。人の激流、猥雑な言葉、笑顔の仮面、優しさ、疲れ。田舎モノの自分が都市に出てきただけでも感じた印象。それが他国の人ならもっと強烈だっただろう。三宮の東急ハンズ前が舞台になっている話が好き。個人的には、もっと局地的に、神戸での出来事を書いてくれたら、その地を知っているために非常に興奮するだろうな。
タイ、1度だけ卒業旅行で行ったことあるけど、非常に面白かった。あのいいかげんな感じが。一緒に行った友人に「お前、タイに馴染みすぎ」と言われ、次の日は現地調達ファッションで観光した。日本のタワレコっぽいＣＤショップで買った"アームチェア"というバンドのＣＤは、洗練されたギターポップバンドだった。なかなかよかった。タイの文化、結構面白いと思った瞬間でした。ああ、タイに行きたいなぁ。