songs of instrumentalへの道程
- 営業途中に広島パルコへ向かい、タワーレコードへ。
- 到着時間、午前11時40分。レジ前にSAKEROCKコーナーはあるものの、肝心のアルバムがまだない。
- 店員の動きを見ると、どうやら今から陳列を始めるらしく、箱から出したり袋に入れる作業を行っている。
- しばし雑誌コーナーにて待機。
- 作業をしている店員をチラ見。今、まさに「songs of instrumental」を手にとっている。
- その隙に特典CD応募ハガキ入手のため、一緒にどの旧譜を買おうか物色。
- 旧譜はしいて言えば「日本の態度」を持っていないだけで、それ以外は全て持っている。持っているCDを買うなんて、初めてだ。
- プレゼント用にDVD「ぐうぜんのきろく」を買おうとしたが売っていない。そのため、リーズナブルな「YUTA(renewal)」の購入を決意。
- その足で特設コーナーに出向き、陳列されたばかりのCDを手に取る。
- 「特典:特製ブックレット」というシールが貼られていないのが不安になるが、レジに駆け込む。
- 応募ハガキは普通にくれたが、ブックレットを入れる気配がない。不安的中。
- 「すいません、このCD単体でも特典のブックレットがつくはずなんですが…」
- 小心者の自分にとってはよく言えた。せっかくの特典、逃したくはないと必死だ。
- 店員さん、その事実を知らず。他の店員さんに聞きまくり、ついには「しばらくお待ち下さい。」
- …待たされること5分少々。手にはホームページでみた表紙。特製ブックレットをちゃんと持ってきてくれた。
- 抑えられない衝動を押し殺し、営業車へ戻り、帰社。
- というかなんだよ、特典ラジオCDって、当選者数150名なの?カクバリズムのサイトに「当選確率はかなり高い」って書かれてたから応募しようとしたのに、実は低いんじゃないのか?応募するけども。
- 食事に出ているフリをして、車に乗り込み、CDを聞くことに。
- まずはそのCDの作りにびっくり。公表されているジャケットはあくまでCDのカバー。カバーから出せばまた新たにジャケットが登場。そのブックレットのジャケットの出来にまず感動。
- CDを聞きながらブックレットを読む。いちいち新鮮。ライナーノーツもかなりおもしろい。タナカカツキの漫画もなんだかほっこりする。
- 不意に1曲目である「インストバンドの唄」の歌詞が耳に残る。かなりドキッとする歌詞。SAKEROCKホームページに掲載されている小説の「全身麻痺でも踊れる音楽」というフレーズを思い出した。
- しかし、ハナレグミ永積の緩和する声が、その歌詞にオブラートを包むようですごいバランスなのかもしれない。
- というか、この曲、散々PVで聞きまくった「インストバンド」の唄ありバージョンか。なるほど、そういう作りか。
- 「ラディカル・ホリデー」、ギターが非常にかっこいい。ライブでこの曲を是非聴きたい。
- 「青葉コック」、ゲップ+豚鼻のような効果音とピアノが印象的。
- 「ちかく」はライブや映像で散々聴いてきたが、やはり名曲。
- 「エイト・メロディーズ」は最初のギターの揺れ具合でもうヤバイ。ハマケンが吹くメロディーが緊張感を煽る。
- 「スーダラ節」は星野源ボーカルでしんみり酔ったかと思えば最後には全員合唱で「わかっちゃいるけど、やめられない」感を煽る。
- 「桜の花子」はまさにアナログ録音と言う感じで音も割れているが、それが逆に幻想的。
- 「ドゥエルメ・ネグリエート」、掛け合い男女ボーカルが異国へ旅立たせてくれた。
- 「トロピカル道中」、テルミンが余計に不思議な感覚を与えてくれる。この曲を聞くと、「MOTHER2」で自転車に乗って街をすいすい進んでいるシーンを思い出す。
- 「木陰」はまさに異国情緒。日本を遠く離れ、気分は慰安旅行。
- そして終着駅「インストバンド」。星野曰く、この曲が1曲目に対する答え。ホント、野村卓史のピアノ&ピアニカがものすごく泣ける。ライブでは5人で披露してほしい。ライナーノーツにも書かれていたが、先に「インストバンドの唄」を聞いていたらタムくんのようなアニメは作れない。このアルバムを一通り聞いてから初めてあのPVを見たらもっと衝撃を受けたと思う。
これがオレのsongs of instrumentalへの道程。しばらくは抜けられそうにありません。このアルバムを発表してから初めて行われるライブである「みやこ音楽祭」を見に行けることを非常にうれしく思います。あ、ボーナストラック2曲についてはあえて触れません。とりあえず「竹中直人(永積)vs谷啓(浜野)」と川勝正幸に形容されたけど、谷啓というよりはどちらかというとダンディー坂野。あと特典ブックレットはハマケンがあまりに自分の恋愛遍歴("後のSM嬢"との性交渉についてまでも)をさらけ出しすぎ。
- アーティスト: SAKEROCK,JUNE,ハナレグミ,山田里香,蓮実重臣
- 出版社/メーカー: カクバリズム
- 発売日: 2006/11/08
- メディア: CD
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