テキストサイトブーム

多分ちょうどオレと同じくらいの年齢でネットをよくやっている人なら５，６年前の「侍魂」の先行者ネタ爆発ヒットを知っていると思います。そこからオレも「テキストサイトって面白いなぁ」と、いろんなサイトを読み漁り、俄か身内にしか見せない感じでちょっとしたサイトを作ってました。ちなみにそのときのサイト名が「切迫」だったので今のアドレス及び名前に使っています。そしてそのときに得たホームページの知識が今の仕事に少々活かされているのが面白い。
ずいぶん前の話になりますが、愛読している「ろじっくぱらだいす」にて懐かしい名前を見た。兄貴。かつて大手テキストサイト（この言葉、なんか今だと抵抗感じるなぁ）を巻き込んで様々な企画を打ち出してブームの一役を担っていた人で、サイト閉鎖日には総勢170名のサイト管理人が別れを惜しむために企画に参加していた。名前から察されるとおり「クロよりも近いクロ」と形容されるくらいホモ疑惑が立っていた方。当然自分は当時読者の一人でした。その兄貴がちゃんと女性と結婚されるということで一部の地域の人には衝撃が走っていました。そして今回のろじぱらにてその二次会の様子がアップされていましたが、昔の熱気そのままでちょっと懐かしくなってしまった。なんかね、昔のテキストサイトっておもしろかったんですよ、デタラメな感じがして。オレもあの輪に入りたいと思ってましたもの。ネット上で繰り広げられるネタ合戦がそのままオフ会になったという「偽装結婚宴会」やら、テキストサイト界ネタだけでＡＶを作ってしまった「ちゆＡＶ」やら。なんかもう、無茶苦茶だった。
そんな狂騒は徐々にブログの登場で終焉に向かっていきましたが、今思うに、あそこまで盛り上がってたのはなんだったんでしょうか。そして国民総ブログ時代の今は果たしてあのときの狂騒っぷりになっているのか？それともオレが時代にもうついていけていないのか？今はあれなんですかね、専用ソフトやhtmlの知識がなくてもネットの世界に飛び込むことができるおかげで人口が増えちゃって、激しい馴れ合いしか存在しないんでしょうか。まぁ当時の馴れ合いも結構なものだったのかもしれませんが。
なんにせよ、当時からカリスマだったろじぱらがいまだに毎日更新されているのはやはりすごいと思います。オレの文章はこの人を始め、テキストサイトブーム時代の各「痛い系」サイト管理人の影響を思いっきり受けてます。あ、だからイタい文章しか書けないのか…。でもね、たまに見る、「今日は○○をしました。終わり」みたいな文章って全然おもしろいとは思わないからしょうがない。ブログやってる人って、少々病んでないと！まぁ、自分の文章ちゃんと読んでからモノを言えって話なのですが…。