「Loser's Parade」

for さえない日々

SAKEROCKラジオ出演レポ

土曜の深夜。すこしうとうとしながらラジオを聴いていると「このあと、SAKEROCKのインタビューです」という声が突然聞こえてきた。ものすごい不意打ち。そんなのどこにも告知されてなかったじゃないか!と思いつつも慌てて録音開始。おそらく昨年末に行われた「二階堂和美ありがとうツアー2006」出演の際に広島に来た時に収録されたものです。内容は星野、田中へのインタビュー。遅れてハマケンへのインタビューが流されており、まだ公式発表されていないようなことも言っていて少し貴重なものになった。この番組、広島ローカル、深夜3時から、公式告知なしという状況だったため、きっとサケファンの人で聞いた人はほとんどいなかったのではないかと思い、休日の暇さ加減を利用し、内容を極力忠実に再現することにしてみた。非常に長くなりましたので、サケファンの方だけお読みください。

広島FM 27:00〜 「TIME TO DANCE!」 ゲスト:SAKEROCK


<『トロピカル道中』が流れた後、トークスタート>
MC・ハギハラ「100%ダンスミュージックプログラム、TIME TO DANCE。ハギハラと、」
MC・ケン「ケンです」
ハ「早速ですが今夜のゲスト、SAKEROCKから、星野源さんと田中馨さんです。」
星野源田中馨「よろしくお願いします」
ハ「SAKEROCKさんとしては、FESTA de RAMAのときに(ラジオ収録を)チャーべ君がやってるときにハマケンさんが乱入…」
ケ「あれですよ、角張さんが出てきたんで、ハマケンさんが乱入してきて」
田「あー、会場でやってましたよね?」
星「へー」
ケ「そうですそうです」
田「あのー、海に、ハマケンと一緒にビーチに泳ぎに行ったら、角張さんが『ハマケン!ラジオ出演だからー!』って呼び戻されて渋々行ってましたね」
(一同笑)
田「(渋々は)嘘です」
ハ「スキャットしながら飛び込んできて」
ケ「ノリノリで一応出てはくれましたね」
星「海は楽しかったねー」
田「海は楽しかったねー」
星「相当楽しかった」
田「水着が楽しかったねー」
星「水着、オレ、着てなかったけど。普通のパンツで入って。楽しかった」
ハ「いや、なんかね、こういう始めかたっていいですよね、海とか」
星「そうですねー」
ハ「とりあえず今回、ハマケンさんいらっしゃらないんで、ちょっと自己紹介を」
星「遅刻でですねー、新幹線に乗り遅れまして、出れなくて」
ケ「DVDでもあの人遅刻するシーンが」
星「ホントどうしようもないですねー。ここ3日間くらいずっと」
ハ「あら」
ケ「ハマケンさんは今日はちょっと来られないということですけど、じゃあ自己紹介を」
田「SAKEROCKでベースを弾いてます田中馨です。よろしくお願いします」
星「SAKEROCKでギターをやっております星野源です。よろしくお願いします」
ハ「結構色々、たっぷりとリリースものを」
星「出しましたねー」
ケ「色々違う別名義とかで」
ハ「順番で言うとどうなんですか?」
星「えーと、順番で言うと…」
田「ペンギンって今年だったっけ?」
星「ペンギンは去年です。去年の末にペンギン(ペンギンプルペイルパイルズ)っていう劇団のサントラを出して。その後に、12月くらいにDVDを出しまして*1。『ぐうぜんのきろく』。その後に…6月?*2サケロックオールスターズキャッチボール屋が一緒に出たんですよ。同時発売。で、こないだ11月8日に『songs of instrumental』というアルバムが出まして」
ハ「オリジナルのアルバムとして、SAKEROCKという名義では11月のが」
星「そうですね」
ハ「じゃぁこれ結構、ずっと制作しっぱなしな感じでした?」
星「いや!そんなことないです(笑)そんなことないんですよね、実はでも」
ケ「二人が作曲するんですよね、今日来られてる」
星「そうです」
ハ「どういう感じで二人で作曲を?」
ケ「それ気になりますよね」
ハ「インストものとかって、意外とどう進んでくのか。なんか、歌があったら歌ありきなとことかあるし。それに乗っかってたり」
ケ「そのときに聞いてるものとかですか?それに反映されるとか。そういうことでもなく」
星「でも、そういうのもあったり、個人の気分…(笑)でこういうのがよくできるとかありますし。馨君の曲だったら馨君が家で作ってきて、それをみんなに、デモなり譜面なりで出してきてみんなでアレンジを。作曲した人がリーダーみたいになって中心になって、みんなでアレンジを加えていくというような流れでやってます。だからセッション的な感じでは全然ないんですよね」
ハ「なるほど。逆にサケロックオールスターズのときとかはセッションっぽい感じで?」
星「いや、一緒です」
ハ「一緒なんですか!へ〜、オールスターズ一緒ってすごいですね。あのメンツで」
ケ「だから人数がちょっとそのときだけ増えたって感じみたいになってるというか」
星「そうですね。昨日、昨日もねー、ホントおもしろかったなー。」
ケ「あ、そうなんです?」
星「昨日、実はサケロックオールスターズの第2弾を今。リハで」
ハ「はいはい!」
星「一曲だけ録音して。ある方のトリビュートアルバムで一曲やるんですけど」
ハ「メンツは一緒なんですか?」
星「一緒です。プラス、1人女性ボーカルの方が加わってるんですけど」
ハ「楽しみですね、それ」
星「いやねー、すごいよかったです」
ケ「楽しみですねー」
ハ「で、サントラとかもやられたりして。多分、画をもらって合わせた感じですか?」
星「編集とかも終わった時点で映像になって、そっから曲を作っていって作業していった感じです」
ハ「なんかレコード屋の展開とかもサントラとは思えないほどでかくて」
ケ「しかもあのジャケはねぇ(笑)」
星「サントラ扱いになってないですよね(笑)」
ハ「普通サントラって、わりかし隅のほうで」
ケ「タイミングがいいというか、いろんな関連商品が。多分一緒に買った人とかもいますよね」
ハ「でも音から入って映画見に行った人とかも結構多いですよね」
星「そうですよね。それはありがたいですねー」
ハ「でもSAKEROCKって、DVDとか出されてて。わりかしこういう感じの形態のバンドってDVDってなかなか出ないですけど」
星「あ、そっか、そうですよね」
ハ「今後もなんか、DVDとかそんなものを出される予定とかありますか?」
星「一応予定は。あのー『songs of instrumental』のツアーの模様をだいたい全部収めてはいて、それを作ろうと思ってますね」
田「編集して(笑)」
星「寝ないでねー(笑)。ホントに『ぐうぜんのきろく』のときは寝なかったからねー」
ハ「前のはケンちゃん、ちらっと映ってるんじゃ」
ケ「あ、そうそう。前の『ぐうぜんのきろく』っていうDVDをボク見たんですけど、一番前で踊ってるんですよ。広島のクアトロのとこで」
星「ニカさん(二階堂和美)とイルリメさんと一緒にやってるときですよね」
ケ「そうです。今日ねー、(そのときと)同じ服装なんですよ。あえて」
星「えらいです」
ケ「また今日同じとこで見るという」(収録日は二階堂和美ツアー広島クアトロの日)


ハ「で、SAKEROCKさん。SAKEROCK以外でも活躍中」
ケ「ねぇ、それぞれがいろんな他のバンドをやられたり、まぁちょっと俳優やられたり、色々多彩で」
ハ「その辺も気になるところではあるんで聞かせていただけたらと思うんですけど」
星「やっぱりでも、SAKEROCK一の俳優は浜野さんですよねー。『ハチミツとクローバー』…のみ出演で!」
ケ「あ〜!出てましたねー。ハマケンさん確かギター弾いてましたよね。ボク知らずに見に行ってて、『ハマケンさんじゃない!?』(笑)」
星「なんか直前で歌作ってくれって言われたらしくって、それで歌ったらしいんですけど」
ケ「あれ面白かったです。ま、いい映画なんですけど、ハマケンさんが出たことによって『え?また出てくるかな?』ってそういう見方をしてしまったという」
星「ま、かわいそうな見方ですよね」
ケ「いやいやいやいや(笑)おもしろかったですよ」
ハ「えーと、星野さんが…」
星「いやーボクはもう、俳優なんてやってないです!」
ケ「大人計画松尾スズキさんの」
ハ「大学の後輩ですよ、松尾さんの」
星「そうなんですか?福岡ですか?」
ハ「そうです。トップランナー見てて、松尾さんが記念撮影してるところどっかで見たことあるなと思ったら、自分の校舎でした。あー先輩なんだ、と思って」
星「あれなんですよ、でも大人計画って劇団と事務所ってのがあって、劇団のほうじゃなくて事務所だけにボク所属させてもらってるんですよ」
ハ「あ、そうなんですか」
星「でも舞台に誘われたら舞台も出るっていう。バンドもやってるってこともあって、結構面白い状態で関わらせてもらってるって感じですね」
ケ「大人計画の方もちゃんとバランスを見てくれているというか」
星「はい、そうですね」
ハ「フェス(の放送)あったじゃないですか。大人計画の。たまたま呑みながら見てて」
ケ「友達の家でたまたま僕ら私的な話をしながら呑んでたら『今から大人計画の番組があるらしいよ』って呑みながら」
ハ「BGMでいい感じで使われてましたね」
星「あ、SAKEROCKが」
ケ「そうそうそう!」
星「みたいですね。見れてないんですけど」
ケ「星野君の弾き語りとかも」
星「あー…ハマケンも映ってました?」
ケ「…どうでしたっけ?」
星「あ!ハマケン映ってないんだ(笑)」
ハ「どうだっけ、気づいてないから映ってないんじゃないかなー。そこNHK的によくわかんなかったんじゃ(笑)」
星「そうですね!NHK的に理解ができなかった」
ケ「なるほどなるほど(笑)。でもあれもおもしろかったですよね」
星「ありがとうございます」
ケ「…なんか、後に変な人が来てますけど」
(ここでハマケンが奇声を発しながら登場)
浜「(遠くのほうで)すいません!…痛い!…痛い!(おそらく星野に殴られている)」
ケ「遅刻したから怒られてるんですかね、これ」
浜「遅れてすいません!」
ケ「ハマケンさんです。あ、お二人帰らなくちゃ」
ハ「とりあえず、ここまでのゲスト、星野源さんと田中馨さんでした」
一同「ありがとうございましたー」


ハ「ということで、今ね」
ケ「突然、先生が到着されました」
浜「…すいませーんっ」
ハ「ノー打ち合わせな感じで(笑)」
浜「もー…起きたらですねー、新幹線が出発する時間でー、あのー目覚まし時計をですねー、AMとPMを間違えてですねー、夜の8時に鳴るように設定されてて…申し訳ないですぅー!」
ハ「いやー面白いですねー」
ケ「歌も歌ってもらわないといけないしー。『TIME TO DANCE』の歌を歌ってくれるんで。じゃあアルバムのことも」
浜「アルバム…え!それ聞いてないんですか!?」
ハ「いや!がっつり聞きました」
浜「充分聞いたでしょ?」
ハ「充分聞きました(笑)ま、話がかぶっちゃうから、ハマケンさんをフィーチャーして」
浜「いいですよ!」
ハ「さっきねー『ハチミツとクローバー』話は終わりました」
浜「あ、ホントですか。…終わったんですか!ボクのいないところで!」
ハ「いないところで勝手に終わっちゃった感じの」
浜「あー、実はあれは星野君へのオファーだったんじゃないか疑惑は言ってました?」
ハ「ブッキングミス?」
浜「あのーボクが映画の撮影に行ったらー、当たり前のようにギターを弾いて歌を歌ってくれって言われたんですよ。それボクじゃないじゃないですか」
ハ「確かに(笑)さっきギターで歌を歌ってくれってとこまでは話は行ってたんですよ」
ケ「そうそう、ボク知らずに映画見に行ってたんですけど『ハマケンさんギター弾いて歌ってたけどあれ、ギターいつも弾いてたっけ?』って」
浜「そうなんですよ。全然違うくて、星野君に行ったんだけど『まぁ浜野でもあんま変わんないかー』みたいな感じで浜野に行ったんじゃないかという疑惑が。またそれを!これ見よがしに星野が『一回オレに来たオファーなんだよ』という自慢をしてですねー」
ハ「いやいや、ハマケン君に来たオファーだよ」
ケ「いいキャラでしたよー」
浜「ホントですか?」
ケ「映画は初?」
浜「そうなんですぅ。映画が時間に厳しいというのは知ってはいたんですけど、やっぱり適応できなくてですね。準主役の加瀬亮君をバスの中で待たせるという…」
ハ「大御所じゃないですか!」
浜「加瀬亮を待たせてしまって…」
ハ「それ以来、出演依頼は?」
浜「出演依頼はですね…ないですねー(笑)全くないですねー」
ケ「スペシャボーイズに出てる場合じゃないですよー」
浜「スペシャボーイズがねー。俺達の秘密基地が完成ねー(笑)しかもあれもまた準主役のYOUR SONG IS GOODのドラマーのズィ〜レイ田中さんにちょっとポジションを奪われそうになってるんでー。もしかしたら2007年にはスペシャボーイズは違うことになってるかもしれない」
ケ「そしたらまた天気予報から…」
浜「天気予報(笑)よく…!うれしいです!」
ケ「知ってますよー」
浜「それだけで(緊張せず)しゃべれます。ありがとうございます!そうですねー、あんときも楽しかったですねー」
ケ「前、SAKEROCKがクワトロでやったときはイルリメさんも来られてて。そのときはイルリメさんのスペシャの番組(STUDIO GROWN)で天気予報をハマケンさんがやってて」
浜「そうなんですよ。そうそうそう。」
ハ「コアな話を…まぁでもね、リスナーの人はスペシャを見てもらえれば」
ケ「ここのリスナー意外とコアな人いますから」
浜「あ!広島はなんかわりと入ってる人が多いっていうか、なんか見れるって聞いたんですけど。なんかFESTA de RAMAに行ったらいつもは星野君のほうが人気があるのに、そのときはスペシャボーイズ人気がもう高くてですねー、もうここに住みたいくらいの…。マイミクもいます!」
ハ「(笑)マイミク。じゃあ最後、歌で、いいですか?『TIME TO DANCE』をお聞きの皆さんに歌を」
ケ「こんな感じで」
(ここでMC二人がリズムを取り出し、〆の即興歌『TIME TO DANCE』を披露)


♪ずっと踊っていたいけーれどー ずっと踊っていたいけーれどー 人間 いつかは死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ アイムタイムトゥーダンス! アイムタイムトゥーダンス! 限られた時間の中でー 自分を表現するのが表現 またそれが表現 それがまた表現 ○○○○*3のようなー 人生ー …タイムトゥーダンス!


ハ「ありがとうございます!
ケ「すごいねーサンキューハマケンさん!」
ハ「じゃぁこれを次回からオープニングとして(笑)裏テーマで。えー最後に曲紹介をお願いしたいんですけども」
浜「はい!じゃあ聞いてください!えー、プロモーションビデオ、というかミュージックビデオにもなっております。SAKEROCKで『インストバンド』!」
ハ「はい、今日のゲストは…まずさっきも言ったようにSAKEROCKから星野源さん、田中馨さん。で、最後に…遅れてきた大御所が」
浜「えぇ、自腹で3万払って飛行機で来ました」
ハ「(笑)なるほど。っていう、浜野謙太さんでした」
浜「ありがとうございます!あいあいーっす!」
<ここで『インストバンド』が流れ始め、トークコーナー終了>


いかがでしたでしょうか。とりあえず重要なポイントをまとめますと

  • サケロックオールスターズの第2弾の動きは誰かのトリビュートアルバムに参加。そこには女性ボーカルが入っている
  • スペシャボーイズでも言っていたが、今のツアーの模様はDVD化される予定
  • 星野はあの話題のNHKで放映された「大人フェス」を見ていない
  • ハマケン『ハチクロ』出演についてはいまだにブッキングミスだったのではという疑惑があがっていて、それを星野もネタにしている
  • スペシャボーイズでのズィ〜レイ成長については師匠はちょっと危機を覚えている
  • 広島はスペシャ加入率が高いらしい。確かにFESTA de RAMAのときは星野への声援はほとんどなく「ハマケ〜ン!」という黄色い声が大きかった。自分の隣にいた人も「ハマケンかわいい!」と叫んでいた。
  • 田中、ほとんど喋らず

ということでしょうか。とにかくサケロックオールスターズの動きについて聞けたのは収穫です。


あれなんですね、SAKEROCK vs eastern youthのライブ、会場が大きくなったのに今度は30分で完売だったそうですね。さっそくmixiで「チケット譲ってください!」コメントが殺到してます。なんか「うわ…」って感じですね。これ、グループ魂との対バンなんか絶対取れないんじゃないですか?オークションでチケットが高騰するかもしれませんね。東京でのチケットの取れなさ具合がシャレにならなくなってきてます。

*1:正確には2005年11月

*2:正確には8月9日

*3:ここだけなんて言ってるか、肝心なとこなのによく聞き取れない