「Loser's Parade」

for さえない日々

ぐうぜんのきろく2(ライブ編)

フジでのブルーハッツ、4年連続出演の浜野隊長はやっぱりいろいろやらかしたそうです。いいなぁ、フジロック。来年こそは行きたい!写真はこちら。あとユニオンで1万円のレシートで酒のTシャツもらえるって…遅いよー!2週間前に御茶ノ水のユニオンで1万円くらい買い物したばっかだよ!でも、あそこ、まだまだ欲しいCDあったから、期間中にまた覗いてみることにします。なによりインディーズものが充実してたのが嬉しかったなー。にせんねんもんだいとか買っちゃったもん。いい店だ。


さて、そんなSAKEROCKのDVDがついに発売されました。ちなみに新宿のタワレコで購入したんですが、すごいぞSAKEROCK。物凄い勢いで展開されてました。さすが東京。酒の知名度がやっぱ地方とは違います。京都でも大阪でも広島でも、こんなに大々的ではなかったと思います。東京ってことだけではなく、今の人気を表しているのかもしれませんが。カクバリズムフェアのフライヤー、ステッカー+ハマケントークショーの整理券をおまけにもらい、意気揚々と帰ってきました。あ、そういやぐうぜんのきろく1も再販されてました。ちなみにご存じだとは思いますがこのDVD、3時間超え。副音声も制覇しようとすると更に3時間(90×2副音声)かかってしまうという、水曜どうでしょうのDVD並のボリュームのため、今回は1枚目のライブ映像について語っておこうと思います。
1枚目は今年2月に恵比寿リキッドルームで行われた「フォーフレッシュメンツアー」のファイナルでの様子を全曲、「どっちを向いても宇宙ツアー」の渋谷クアトロの映像をゲスト出演分、そして名作PV『インストバンド』が収録されています。リキッドルームでの様子はげんざいの酒たち(と言っても、これもすでに半年くらい前の出来事なので、常に変化していくこのバンドにとっては「げんざい」ではなく、あくまで「2007年2月時点」での姿)が堪能でき、クアトロの映像では多彩なゲストのおかげで、もう二度とは見られない一種の「祭典」のような雰囲気を堪能できます。


フォーフレッシュメンの映像には、今に続くSAKEROCKの熱さ、冷静さ、バカバカしさ、真摯さがふんだんにちりばめられています。ここで特筆すべきことはイースタンユース吉野とのデュエットでしょう。『たいやき』でのリーダーのぼそぼそ歌声はもちろん、吉野の歌が素晴らしくて素晴らしくて。高校時代からイースタンを聴いてましたが、outsideな吉野やbedsideな吉野を聴いたことがなかったのですごく新鮮。しかもフリー音源では弾き語りだったのがバンドで演奏の為、また一味違った感じで聞こえてくる。またこのときのボーンがいいフレーズを吹くんだ。ハマケンが言ってますが、SAKEはイースタン主催の「極東最前線」に出演してからいろいろと環境が変わり始めたという。実際、当日はそのとき発売されていた『慰安旅行』がその場で60枚近く売れたらしい。そんな「恩師」でもあるイースタンを今度は自身のライブに招くことができたのはとても感慨深いことなのでしょう。それにしても『信長』、盛り上がりすぎ。あと浜野さんはセクースセクース言い過ぎ。


タム君制作のPVを挟んで、後半はどっちを向いても宇宙ツアーファイナル。このライブ、本当にこの場にいたかったと思わせる豪華な面々*1。ここでの特筆すべき出来事は、なんと言っても現グッドラックヘイワの元メンバー、野村卓史が参加していることでしょう。古いファンにはお馴染みだった『チャイニーズスケータ』は、自分としてはグッドラックでしか聴いたことがないので、まるでグッドラックにサケが参加しているかのような印象を受けた。それほど、この曲はサケの曲であり、野村氏の曲なのかもしれない。フレーズが秀逸な『青葉コック』を経て、ついに5人バージョンで披露された『インストバンド』。この曲が野村氏を含めて演奏されるって、なんだか特別な意味を持つような気がしてしまうのです。この3曲の流れ、そしてその後のアンコールで永積タカシがボーカルとして登場する『インストバンドの唄』までは何度繰り返しても良い、と思うのです。まぁ、それを台無しにするのがまたもや『信長』なんですけど。その台無しにしてしまう感じも、なんだか「してやられた!」と感じて憎めなくなるのです。


ライブ版だけでもここまで書いてしまいました。次のドキュメンタリーなんか、突っ込みどころ満載でさらに長くなるかも…。

ぐうぜんのきろく2 [DVD]

ぐうぜんのきろく2 [DVD]

*1:実はスペシャの先行予約で渋谷のチケットを予約できたのだが、交換するのが遅くて流れてしまった…