「Loser's Parade」

for さえない日々

夜のロックスタジオ

岡村ちゃんがテレビで歌うらしいよ!しかも地上波で!」と教えてもらい、そんなつもりはなかったのにリアルタイムで見てしまった「夜のロックスタジオ」。秋の改変期シーズン、ド深夜。製作者サイドのやりたいようにできるこのタイミングで、とんでもないものを地上波の電波で流していました。感覚としてはかつてサケが生放送で演奏した「アパッチナイト」のようなノリなんでしょうか。まぁ、そのときは広島在住だったから見れなかったけど。というわけで、今まで地方在住だった私としては関東在住になったモノの使命として、ここにこの番組のレポというか、感想というか、駄文を書かさせていただきます。
そうそう、この「夜のロックスタジオ」という番組、ようは昭和の名曲をカバーしようっていう番組でして、MCの高島彩がアーティストを紹介し、各アーティストがライブを披露するという、シンプルなつくり。それにしても高島彩の何かを意識したカメラ目線がすばらしく笑えました。

しょっぱなが50回転ズという、製作者サイドの気合の入れよう。昭和を意識しているバンドといえばここかザ・キャプテンズあたりでしょうか。別に持ち歌にしても問題ないような気もしました。…実は50回転ズってそんなに知らないんですけどね。面白かったです。

キリンジでした。原曲もなんとなく知ってはいましたが、キリンジでしたよ。あの声、アレンジが加わると、キリンジになるんですねぇ。

個人的には一番好き。いや、原曲もかっこいいんですけど、ギター一本で弾き語りされるその曲は、斉藤和義の雰囲気にピッタリでした。またギターも上手いんだ、せっちゃん。

あ、髪型が変わってる。そして曲調ぴったり。この言い方って嫌がられると思し、とってもありきたりなんですけど、やっぱゆるいです。癒しです。

キター!注目の岡村ちゃんです。この前行われたぴあのイベントを見た人間曰く「あのジャケは偽りだ!」という報告を受けていたんですけど、いやー、あのジャケは偽りでしたね。ただ、バリバリ活動している時期の岡村ちゃんを知らない自分にとってはごく自然に受け止めていますが。というわけで実はほとんど岡村ちゃんを通っていない自分ですが、それでもこの人のすごさは伝わった。太ってるせいか声が出ていないのに、そのファンクさとギターがすごかった。そしてエロかった。そうか、これが岡村靖幸という天才なのか。

あ!チャーべさんがいる!と思いつつ見ていたカジヒデキ。アレンジが最高にかっこよかった。でも歌がヘt…。あとこの曲の作曲者が近田春夫だというのを初めて知った。近田春夫=音楽評論家orタモリ倶楽部のイメージしかない自分にとって、その才能氷山の一角に触れた感じ。

なんかさらっと、自分の曲のように歌い上げておりました。さすが泣き虫代表。

この濃いメンツの中ではやはり印象薄かったです。普通に良かったもので。

もう、どこのブログでも話題沸騰だと思いますが、とんでもないものを見てしまったかんじでしたよ…。オリジナリティ溢れるとはまさにこのことなんでしょうか。80歳オーバーの人間が「卒業」を歌うというこの画がすごかった。

いやー、なんでレオナ最後だったんだろう。あまりにもさっきの「卒業」がぶっ飛んでたんで、印象に残ってません。


こういう番組、定期的にやっていただきたいものです。こっそり危険な毒電波を流して欲しいです。


現在の岡村ちゃん。ジャケの真偽を自身の目で確かめてください。

この番組の映像ではありませんが、坂上弘の「卒業」。すごいHIP HOP。