「Loser's Parade」

for さえない日々

生きるって、大変。

クワイエットルームにようこそ」。松尾スズキの原作を、本人自ら映画化したものです。とりあえず言わせてください。あー、なんておもしろくて重い映画なんだ!!なんなんでしょう、この見た後の爽快感と後味悪さが同居したような感じ。この映画はおそらく、男と女で見方が違うような気がするのですが、それはおそらく「明日香(内田有紀)」に感情移入するか、「鉄雄(宮藤官九郎)」に感情移入するかの違いじゃないでしょうか。自分は途中までは明日香に肩入れしていたんですけど、あるシーンから鉄雄の方に傾いてしまいました。なんだかいろいろと考えてしまいます。自分は果たして正常なのか、異常なのか。この世界が異常なのか。
今回の映画の最たるものは、宮藤さんの演技。オレ、正直宮藤さんの演技って、いつも「なんだかな〜」って感じでしたけど、今回本当によかった。特にラストシーンはすごかった。さまざまな俳優出ていましたが、今回は宮藤さんがよかったなー。てか、鉄雄ね。
大いに語りたい、細かいところはあるのですが、それはまたDVDなどで、家でちまちまと見つつ、見つけていけたらと思います。まぁ、ひとつ言うなら、前作の『恋の門』でも登場した「ギバレンジャー」が今回も登場したのが面白かったっス。あと、松尾監督作品常連の庵野“カントク”がまたもや棒読み演技でよかったです。


映画「クワイエットルームにようこそ」


そういやオレ、中学のとき、内田有紀のファンだったなぁ…。カレンダー買ったなぁ…。