「Loser's Parade」

for さえない日々

サケロックのワンマンライブ2007 東京2日目

君は、公の人間に公の場で自分のブログを紹介されたことがあるか?
私はあります。
どうも、星野源親子公認ブログ「Loser’s Parade」のseppakuです。「Loser’s Parade」というタイトルは現在活動休止しているHermann H & The Pacemakersの曲名から頂いたものです。ありがとうございました。
えーと…もしかしたらここを見ているかもしれない星野“リーダー”源氏に告ぎます。公の場で名指しするんじゃない!そして「この中で切迫さんっていらっしゃいます?」なんて言われて、あんな場所で手を挙げられるか!あなた、逆の立場なら手を挙げられるか!?あんなに苦々しい気持ちで『スーダラ節』を聴いたのは初めてだ!…嬉しかったけど動揺が止まりませんでした。ないと思うけどもし今後お話しできる場面があるのならば、自ら名乗ってみたいと思います。主に文句を言うために。でも、面白いと言っていただいてありがとうございます。ライターとして雇ってください。あと、ようこ様、いつもご愛読ありがとうございます。並びに息子様へのご推薦ありがとうございます。息子様のご活躍は今後もこちらで随時報告していく所存でございます。あと、息子様以外の方へもご推薦されていますよね?以前タレコミがあったので、実は読まれているのは存じ上げておりました。いつか「シグナル」に伺いたいと思います。


…そんな、一生の思い出となった今回のサケロックワンマンライブ2日目。まずはターゲットを絞っていろいろとお礼や苦言を述べたところで、例によってよそ様からお借りしたセットリストを始めに載せておきます。

第1幕(アコースティックバージョン)

Interlude(浜野謙太のひとりでもできるもん)

  • 京都
  • 肉の歌

第2幕(通常バージョン)

  • トロピカル道中
  • 慰安旅行
  • モー
  • テキカス!
  • 選手
  • 青葉コック
  • エイトメロディーズ
  • ちかく
  • 進化
  • 老夫婦
  • インストバンド

アンコール

  • スーダラ節(Vo.星野)
  • 生活

Interlude(浜野謙太のひとりでもできるもん)

  • 段ボール肉まん
  • SEX MACHINE

第3幕(サケロック合唱団バージョン)


昨日と違い、今回は幕が閉まっていて、ショーを見に来ているかのようだった。そして今回と違ったのはそれだけではなく、アコースティックバージョンで第1幕が開き、聴かせることに専念していたことだった。といいつつ、そんなしっとりをぶち壊してしまう人間が一人。その名は浜野謙太。「『黄色い涙』のサントラはいいよね。あの変な…変なじゃない!「しょういちさーん!」って嵐の人が言ってたりして」と危ない発言をしかけたり、下ネタをかまして客をドン引きさせたり、『穴を掘る』を浜野隊長が2番を間違って飛ばして演奏してしまったり。そうだ、このときの他の3人のカバーがすごかった。小節をまるまる飛ばしてしまったことを気づかせずに演奏を続けていました、間違えた当の本人も気づかないくらいに。その後お客さんからの要望に答え、急遽その場でアレンジを変えて再演奏。これはちょっとお得でした。適応能力に定評のあるサケロックです。浜野さんは動揺しまくって音をはずしまくってましたけど。このアコースティックバージョン、アレンジも細かく変えていたり、伊藤さんの武器、口笛がサケでも発揮されていたりととっても新鮮な感じでした。今回のライブで得したのは『間仲間(まなかま)』が演奏されたこと。現在購入可能な音源の中で私が唯一持っていない「日本の態度」からの一曲で初めて聞いたのですが、伊藤+浜野W口笛でメロディーが進んでいく楽曲で、コンピの最後に収録されている曲だからか、映画のエンディングのような印象を受けました。相変わらず星野ギターのシンコペーションが憎い。そういえば蛇足になりますが、『ラディカル・ホリデー』改め『電車』だった「マーティン・デニーにおけるFire CrackerとSAKE ROCKの関係性」の曲は、結局タイトルを『ラディカル・ホリデー』に戻したそうです。
第1幕が終わり閉幕し、そして昨日と同じく始まった「浜野謙太のひとりでもできるもん」。今回のBGMはやしきたかじんの『やっぱ好きやねん』。毎度毎度、サンプラーの扱いに手こずりつつ幕間を埋めていました。そうだ、「山陰(さんいん)→西院(さいいん)→京都」というつなぎ方は非常にわかりづらいと思います。あれは京都在住経験者しかわかりません。そうしてまたも途中で照明が落とされ幕が開いたらば、待っていたのは昨日と同じく赤いカーディガン着用でGSバンドのような格好をした3人。そして角張社長に着替えさせてもらうとっちゃん坊や。昨日とは違い、ここからお客さんもしんみりモードから一転、盛り上がってまいりました。『トロピカル道中』で客を煽り、『慰安旅行』で盛り上がり、『モー』で奇想天外な世界に巻き込み、『テキカス!』でヒートアップ。縦ノリの曲は数少ないながら、この出だしですっかりペースはサケのものに。続く『選手』は歌詞を頭でリンクさせながら夕暮れを想起させます。ちなみに次にやった『青葉コック』、音源では豚鼻を浜野隊長、「コヤッコイ」を伊藤名人が担当したそうです。そういえば今回は浜野vs伊藤というスタイルでMCが進行していきました。「大地君、mixiはすごい日記更新してるのにブログは全然だね」とか「ハマケン、もっとちゃんと話題振ってよ」など、これはこれで新鮮。そのやりとりの中で浜野さんが「ヤフーで“SAKEROCK”って検索すると、最初にサケロックのページ、次に星野の部屋が出てくんだよ。これって、星野の部屋を見てるやつが多いってことだよね!星野の部屋しか読んでないヤツがいるんだよ!」と嘆いており、大地さんが「それなら、今日からいっせいにみんなが、浜野の部屋にアクセスしたらいいんじゃない?そしたら上位に来るんじゃないの?」と提案されていました。みなさん、さっそくなかなか更新されない浜野の部屋にアクセスしましょう。⇒<http://sakerock.com/room/hamano/>でもさぁ、SEOの観点からいくと、これって被リンク数が多いほうが上位に来るんじゃなかったっけ?あと、星野の部屋が上位に来るのはヤフーの検索結果じゃなくてグーグルの検索結果だと思います。
その後も『エイトメロディーズ』『ちかく』とキラーチューンがさく裂し、『進化』『老夫婦』と新し目の曲を披露して本編終了。ほどなくしてアンコールが始まる。星野リーダーの前にマイクが立ったおかげでいろいろと語りだすリーダー。「ビークルのヒダカさんと北海道で呑んで、「2ちゃんで叩かれるバンドは売れる」って教わったね」などというトークをハマケンとしつつ、「今日はアラレちゃんのセンベイ似の父親が見に来ている」と言って始まった星野家の不思議な子育て方法。「お母さんと呼ばず、ようこちゃんと呼べと言われている」「タケヤサオダケ星から来た王子だと言われ育てられた」「風呂場の浴槽に吸い込まれるー!と助けを呼ばれたことがある」など、今の星野源を形成させたバックボーンを語りつつ出てきた最近のお話。「最近は息子の動向をブログでチェックしているらしい」。そして話は冒頭に戻ります。ここでお母様から薦められたブログというのが、どうやらウチのようです。「この中で切迫さんっていらっしゃいます?」なんて言われたからこちらはテンパる一方。周りに悟られないよう、声を挙げそうになったのを必死に押し殺しました。おかげで手汗がびっしょり。そしてせっかくのアンコール曲『スーダラ節』があまり記憶にございません。しばらく心臓が痛くなりました。でも、「確かにあのブログはおもしろい」と言っていただけてありがとうございます。それだけで続けてきた甲斐がありました。いやはや、ネットって怖いねー。
そんな個人的ミラクルがありつつ、今回は浜野隊長が伊藤名人に「負けた」と言わしめた『生活』でアンコール終了。これで今日は終わりかと思ったら、またもサブステージに上る浜野隊長。Interlude第2幕の始まりでした。今年起こった偽装事件の中から『段ボール肉まん』を挙げ歌い上げる浜野(ただしバックトラックは『肉の歌』と同じ)。去年起こった悲劇、JB御大の逝去より『SEX MACHINE』。なぜまたこのパフォーマンスが?幕の向こう側ではどんなセット転換が?と思っていたら幕が開きました。そこには…なんと白いベレー帽をまとった、総勢30名の現役高校生合唱団(+サケロック)がびっしり勢ぞろい。その様子はまるでドリフの合唱コント。実際に自森の音楽の先生が弾くピアノ伴奏で始まったのはもちろん『おじいさん先生の合唱』。これはものすごいサプライズでした。現役自森学生だというこの合唱団+サケメンバー。みんな顔がいい!一生懸命合唱している馨さんと、下の段右端の男子の顔にくぎ付けでした。NHKを見ているかの如くでした。昨日と違い、今回はMCが非常に多かったのは、当日「音楽祭」だった彼らを待っていたからだったそうです。その間を持たせるためにウチのブログの話題を口にしたのか。恐るべし、星野リーダー。出汁に使われた。


この二日間、とってもいいライブを見せていただきました。1日目はサケロックオールスターズの衝撃、そして2日目は合唱団の衝撃+まさかの星野リーダーカミングアウト。このライブ、見に来れて本当に良かった。東京にいた甲斐がありました。これからもこのブログでは、サケの皆様を応援して行きたいと思います。昨日のライブでこちらに検索してこられた方、引き続き情報を垂れ流していきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。それでは最後に、このブログに来られた方に情報を…。風とロック渋谷パルコに期間限定店舗をオープンさせるのですが、そこにSAKEROCKプロデュース福袋が、星野と峯田和伸ツーショット写真や星野とチン中村のキス写真がプリントされたTシャツが発売されるそうです。
風とロック渋谷パルコ店速報・1
風とロック渋谷パルコ店速報・2
年明けは渋谷パルコに!