『Patchwork』グッドラックヘイワ
Patchwork | |
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もう、最近は繰り返し繰り返し、ずっっっっっと聴いてます。素晴らしいです、グッドラックヘイワのアルバム。昨年9月ごろにレコーディングに入ったという情報が入り、そこから「クラムボンのミトプロデュース!」「フライングテープ発売!」「8cmシングル発売!」など様々なニュースが飛び込んできました。そしてついに1月9日に発売。2008年ド頭から、素晴らしい音楽に触れることができました。
かなりリラックスした状態で録音されたプロフェッサー・ロングヘアのカヴァー曲『Professor's Blues-rhumba』から始まり、PVにも採用された『Monsieur Miyatake』は、曽我大穂のフルートも重なって、とてもドラマティック。そしてライブで聞いてかなり気に入っていた『Stupid Warp』へという流れは最高です。「ファミコン版ドラえもんの次のステージにワープするときの音を意識した」という展開部分はずっと耳に残る。そこから一旦落ち着いた感じの曲『Misinner Blues』は、実は結構エフェクトがかかっていながらフルートとの絡みがとても心地いい。『International P.G.R.』は途中の展開部分からがなんだか四人囃子っぽくて、本当にプログレっぽい。口笛のメロディも途中からエフェクトがかかって、怪しさに拍車がかかります。個人的には口笛にエフェクトがかかったあたりのドラムが好きです。そしてライブでは定番の名曲『宇宙の犬』。イントロからかっこよすぎて何度聞いてもドキドキしてしまいます。『Kumbai Kumbai Cello』は楽器がたくさん入っていたり、ざわめきまでもが入っていてなんだかにぎやか。「パンッパパンッ!」という手拍子はサケでもよく聞くけど、こういった曲調にあうリズムなんだろうか。そしてショピンが参加している『風だ谷だNow!滋賀』は、このタイトルを初めて聞くとまったく意味がわからないでしょうが、滋賀でのライブ(サケデリック・スペース酒游舘)に行ったワタシには分かります。ショッピンと共演で、本当は野々歩さんや野村さんが歌った歌詞が入っていたのですが、今回の収録ではハミングになっています。歌詞は確か、滋賀に由来したものばかりだったような…。これを聞くと滋賀での素晴らしかったライブイベントの思い出が蘇ります。そして最後はジャムセッションを勝手にミト氏が録音していたという『キョホートパクチー』。これがセッションとは思えないほどの曲で、息がぴったり。でも最後の方でスタッフとの会話なんかも収録されていて、録音していたときの空気がそのまま真空パックされてきたかのようです。
もうですね、こんなアルバム出されたら、絶対今年は世間に出まくってしまうんじゃないかと、逆に寂しい感じにすらなりました。ひとまず、来月に行われる代官山UNITでのワンマンが非常に楽しみなのです。
- アーティスト: グッドラックヘイワ
- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2008/01/09
- メディア: CD
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