「Loser's Parade」

for さえない日々

Hot Stuff 30th Anniversary『BLACK AND BLUE』 Perfume×SPECIAL OTHERS@ZEPP TOKYO

行ってきちゃった(はぁと)


もうどれだけこの日を待ちわびていたか。ついに、ついに生Perfumeが見れるっ!もう、身近な人にはこのライブに行くことを自慢しては「死ね!」と罵声を浴びせられておりました。あの、ほんと、素晴らしすぎて死ぬかと思いました。いろいろとレポートは各地で挙がっていますが、自分のフィルターを通して、あの奇跡を振り返ってみようと思います。
まずはSPECIAL OTHERS。3年前のMINAMI WHEELE、昨年のライジングサン以来3度目。このバンドはお祭りの中で見るのが一番いいと勝手に思っているので、今までフェスやイベントでしか見てこなかった。恐らくファンもそういったフェスを満喫している、所謂「ロハしている」((c)能町みね子)方が大半で、たいそうピースな空間ができていました。今回、ギターの柳下氏が「鎖骨骨折!」「来週手術!」と言った非常事態であったにも関わらず、Perfumeとの対バンということで強行参加していました。それくらいに彼らは、実はPerfumeファンだったのです。いや、実はということはないですね。ファンの間では有名な話だったと思います。だってエレキコミックやついのブログで以前「スペアザの芹澤くんとかと横浜アリーナにベリーズ工房のライブに行く」とか書かれてたし。本物なんです。それにしてもスペアザは、まず目が行くのは宮原氏のドラム捌きでしょう。toe柏倉、SAKE伊藤との違いはその繊細さでしょうか。ドラムソロが3分くらい続いた曲もあったんですけど、全く飽きさせません。そしてまるでセッションが始まったかのような曲調はジャムバンドならではこそ。最後にはライブでは恒例であるという柳下氏の「今日の一句」では『くりかえす このポリリズム いつまでも』という、おいおいそのまんまやんけ!とツッコまざるを得ない一句をドロップし、『BEN』でライブ終了。ちなみにこの曲中に『Perfume』の一節をギターソロで弾いたのに気が付かなかったオレは未熟者です。一緒に行った友人に「あれそうだったよね?」と聞かれたのに「いや、そんなわけないでしょ〜」とかわしてしまったオレは甘ちゃんでした。修行し直します。
あ、骨折の経緯が語られてる

SPECIAL OTHERS
01. BUMP
02. Night Paradise
03. Laurentech
04. Around the world
05. STAR
06. Sunshine
07. AIMS
08. BEN


そして、ついに、そのときは来た。徐々に前方には男性ファンが多くなってきたと思ったら『GAME』のベース音!キター!生のPerfume!…筆者はここでもうすでにヤラれてしまいました。そして言ってみたかったこのセリフを言いたい。「天使が舞い降りた!!!」…若干冷ややかな目線をネット回線を通して伝わってきそうですが、もうお構いなしです。なんなんですか、3人ともメチャクチャかわいいじゃないか!のっち派だった筆者も、心が揺らいでしまいました。あのバッキバキの『GAME』が聞ける!と思ったのですが、それはイントロだけ。そのまま3人は中央に立ち、マネキンのようなポーズ。これは『シークレットシークレット』!…ダンスのキレに撃ち殺されました。そして続けざまに『チョコレイト・ディスコ』!殺す気ですか。この時点で若干涙目です。曲が終わりMC突入。…なんなんですかこの3人のトークのキレの良さは。ここがアイドルの側面なんですけど、MCが長いんですね。でもオモローです。さすが掟ポルシェ直伝のMC力。確実にあ〜ちゃんは頭の回転が早い。スペアザに対して、更には今回の主催者HOT STUFFへの敬意も忘れてないです。続く『セラミックガール』ではフリ付けを教わってからスタート。当然筆者もはしゃいで親指・人差し指・中指をサビで高々と掲げました。今までライブで手を挙げるだとか踊るだとかが恥ずかしくてできなかったんですが、素直にやってしまった。なんですかこの魔法は。その後は若干おとなし目の曲調が続いていくもMCは全然おとなしくなく。そして何よりも圧巻だったのが『コンピューターシティー』を経ての怒涛のラスト。『エレクトロワールド』『ポリリズム』、そしてラストに相応しい『Perfume』。あのですね、『ポリリズム』のいわゆる「ポリループ」部分のダンスを見て、あまりの神々しさに、筆者は泣きました。感動で。今までテレビではあの部分はカットされてたじゃないですか。あの複雑なリズムに合わせて踊るダンスの、あのカッコよさと言ったら。背の低い筆者は、客の合間をくぐってギリギリで見ていたのですが、それでも感動した。あの、このときの映像が今度出るなら、買います。
とまあ、勢いで書き上げた文章を冷静に見直してみるといい感じに「キモい」のを理解してしまったのですが、それはしょうがないです。ホント、とにかく、この人たちがこのタイミングでちゃんと世に出てきてくれたのを感謝します。ありがとうございました。

Perfume
01.シークレットシークレット
02.チョコレイト・ディスコ
03.セラミックガール
04. Baby cruising Love
05.マカロニ
06. Seventh Heaven
07.コンピューターシティー
08.エレクトロワールド
09.ポリリズム
10. Perfume

Perfumeとスペアザ、相思相愛ライブで互いの曲を披露 - 音楽ナタリー



武道館、マジで行くぞ!…誰に向けて宣言してるのか分かりませんが。