「Loser's Parade」

for さえない日々

とにかく金がないテレビ〜さらば、少年の日〜

昨晩放送された「とにかく金がないテレビ」ですが、前回の「日本中で、お金でおっぱいをみせてくれる女性は何人いるのか?」に続く後編。タイトルは「童貞作家寺坂VS伝説のAV女優夏目ナナ」。まー、今回の放送ほど、BGMとして銀杏BOYZが似合うような番組はなかった。
前回の調査により、日本でおっぱいをお金を払ってくれる人が60万人以上いるとわかった作家の寺坂。今までは風俗嬢やヌードモデルの人数を集計していたが、今回は一番ディープな職業、AV女優について調べることに。AV監督に話を聞くと単体女優、企画物女優を併せると、実に1万人のAV女優が現在日本に存在していることがわかり、失望してしまう。しかし、「おっぱいを見せるような人は恋愛対象にならない?」と監督に問われると、実は前回インタビューをした恵比寿のヘルス嬢に恋心を抱いてしまったことを暴露。しかし「生のおっぱいを見るのが怖い」という寺坂。このへんから企画が違う方向に行き出すのですが、ここで監督は寺坂への荒療治として元AV女優であり、寺坂と同い年である夏目ナナと対面させることにする(ちなみにこの二人、1980年生まれと、奇跡的にオレとも同い年)。そして対談のシーンが映し出されるのだが、これが、童貞人間の心の闇を、夏目ナナがどんどん切り裂いていくシーンが、こんな番組(と言ってはとっても失礼だが)なのにちょっと感動してしまう。寺坂氏が過去の自分の闇をさらけ出し、文字通り「さらけ出す」展開が「大人の階段を上る」瞬間だった。そして最後は、恋に落ちた恵比寿のヘルス嬢に告白しに行き、この番組は終了する。
もうですね、まんま「童貞。をプロデュース」でした。童貞1号のほうです。なんだか分らないけど、ちょっと感動してしまった。「セックスは人間のコミュニケーション。あなたは人間が嫌いだからセックスできないんだ。」という夏目ナナの言葉がとても印象に残りました。姉さん、かっこえーっす。ちなみにこの番組は今回で最終回。夏にはDVD化されるので、特典の「荒れる沖縄の成人式の若者と作家せきしろ大喜利対決」目当てで購入を検討してしまいます。なんか、ホントに、先日見に行ったからかもしれないけど、童貞の愚かさと純粋さが銀杏BOYZと重なって見えてしまった。この番組、峯田見てないかなー。