「Loser's Parade」

for さえない日々

6人の放送作家と1人の千原ジュニア

うーん、「ザ・クイズショウ」はちょっと期待しすぎたかな?様子見ってことで。それにしても「デリパンダ」は相変わらずの5人組が高水準。


先日まで放映されていた「週刊真木よう子」。ずっと録画していたので、ついつい先週も録画予約をしていた。そしたら録画されていたのが「GO!GO!アッキーナ」というなにやら変わったコンセプトの番組。

番組内容
12人の放送作家が集まり、各自が1話ずつ担当し、南明奈のための企画を立案。ドラマ・バラエティ・ドキュメンタリーなどなど、ジャンルにしばりはなく必要なのは、アッキーナを魅力的に見せることのみ。まだ知られていない「南明奈の新しいカタチ」を引き出していきます!

出演者
南明奈ザブングル岸部シロー松尾貴史江川達也室井佑月新藤兼人若松孝二 ほか※順不同・敬称略

放送作家
内村宏幸・大井洋一・酒井健作・桜井慎一・鮫肌文殊そーたに高須光聖都築浩・中野俊成・樋口卓治・町山広美・山名宏和 ※50音順


GO!GO!アッキーナ☆毎週火曜日深夜1時30分から放送☆テレビ東京

内容を見た限りでは「なんだか実験的な感じだなー」と言う印象と共に、「このコンセプト、なんかアレに似てるな…」と思ってたら、やっぱりそうでした。「アレ」とは、2006年に開催されたライブ「6人の放送作家と1人の千原ジュニア」。

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2006年の2月にたった1度だけ行った幻のライブ『6人の放送作家と1人の千原ジュニア』。このライブは、6人の人気放送作家(宮藤官九郎鈴木おさむ高須光聖都築浩・中野俊成・樋口卓治)が、“千原ジュニアという1人の芸人を使うこと”という条件の下、それぞれ企画・構成・演出を担当したネタを、実際にライブの舞台上で千原ジュニアが披露したもの。

『このライブのようなことをテレビでやりたかった』―と、今発売されている「日経エンタテイメント」に載ってました。このライブ、DVDになっているのですが、おもしろいですよー、これ。ジュニアが6人の放送作家に料理される、というコンセプトで、いろんなジュニアが見れます。ざっくり内容を挙げると…

高須光聖/「話のモルモット」
フリートークを、様々な制限の中で行わなければならないというもの。「虎の門」の「話術王」の原点となった企画。
樋口卓治/「子別れ」
「子別れ」をベースに現代風アレンジを加えた落語。
中野俊成/「24」
24枚の板で造られた小さな箱の中にジュニアが閉じ込められ、様々な指令に挑戦。その指令に見事成功することができれば、板が1枚外され箱の中から脱出していく、という内容。
都築浩/「愛の確認」
ジュニアへのドッキリ企画。ジュニアが突然死んだことになっており、そのことをジュニアと仲のよかった芸人に報告。そのVTRを見て楽しむという内容で、罠にかかったケンドーコバヤシがウソの訃報を聞いて泣いてしまうシーンが見もの。
鈴木おさむ/「終わりからはじめよう」
バイク事故に遭ったときのことを終わりから時間を逆戻りさせてトークをしていくといったもの。かなり実験的で、徐々に「あーなるほどー」となる企画。
宮藤官九郎/「福本和枝」
ジュニアがシャンソン歌手福本和枝に扮し波乱万丈な人生を歌手生活31周年のリサイタルで振り返っていくコント。クドカンの企画は、ド直球のコント。ストレートのはずがなぜか一番浮いている印象。

今や「笑っていいとも」のレギュラーになってしまうほどの千原ジュニア。2丁目時代を知ってる人はどう思っているのかは、オレは知らない人なのでよくわかりませんが、このライブはなにか全体的に実験的要素を含んでいて、面白かったです。なんか変に安定しちゃってるからなぁ、今。