『ハルチン２』魚喃キリコ

魚喃キリコ好きです。なんだかサブカル女性が見る王道漫画っていう印象なんですけど、男だって読みますよ。ナナナン奨めてくれたのも、男の友人でしたし。そんなナナナン異色作が10年ぶりに新刊が出たと聞きつけ、「え、続編書いてたんだ！」という驚きと共にいそいそと買ってきて読みました。
ハルチン 2

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他の魚喃キリコ作品と完全に作風が違い、「ダメな女」というのを描いているのは共通しているが、『ハルチン』は非常に明るく、見ていてなんだか楽しい。常々思うのだが、「こんな子、いたら面白そうだなー」と、男の自分なんかは思ってしまう。一緒に焼き鳥屋でビール飲みたい。まぁ、恋愛対象として見れるかは…ちょっとわからないですけど。それにしても10年たったにも関わらず（1巻を読んだのは3年くらい前ですが）、まったく成長をしていないハルチンとチーチャンに安心してしまいました。この二人、年齢としてはやっぱ自分と同じ、20代後半くらいになったんだろうか。20代後半だって言っても、全然大人じゃないですよね。自分もこの前大学の同窓会を開き、修学旅行の夜みたく大騒ぎしてきましたし。性別は違いますが、なんだか共感してしまう。いや…ここまでムダな買い物とかはしないですけど。そういや『臨死！江古田ちゃん』と比較する人が多いですね。おんなじ「ダメ女」カテゴリーってことでしょうか。こっちのほうがかなりポップですけど。

そういや今回のおまけとして「ハルチン番外編　ナナナン」という、筆者の日常がハルチンテイストで書かれていたのですが…ナナナン、思いっきりハルチンじゃないですか！この人、ダメ人間風に書かれてますが、ムチャクチャキレイなんですよ！
→http://www.naked.co.jp/pic/interview/nananan/nananann_01.html（参考）
自身のマンガ「strawberry shortcakes」が映画化された際、“岩瀬塔子”って芸名で自ら役者として出演してましたし。うわー、すんごい意外。でも、「公共料金とか、役所の手続きがこなせない」っていうの、ものすごくよくわかる。こういうの、自分もものすごい苦手で、ほったらかしにしてしまい督促状が届くのが日常です。一回、電気料金を、お金はあるけど払うことをすっかり忘れてて電気止められたことあります。嗚呼、ダメ人間。

ああっと、最後に。キヨシローがんばれ！！！