広告批評 2008ミュージックビデオベストテン
小山田:邦楽はダントツに「ホニャララ」が衝撃的でした。いまだに理解できない。(笑)
というわけで、「広告批評」が選ぶ2008年ミュージックビデオベストテンに、SAKEROCKの「ホニャララ」が2位に選ばれました!おめでとうございます!ちなみに先ほどの“小山田”というのは、御存知、小山田圭吾(a.k.a. Cornelius)。今回のゲスト審査員です。広告批評にどーんと載っていたので、いつもは立ち読みのところ、思わず購入してしましました。小山田はその後、
小山田:これがテレビ画面から流れるっていうのは、けっこうスゴイことかも。放送事故というか、もはや放送テロリズムですよ(笑)。インストゥルメンタルだから、いろんなものが上に乗っかりやすいんでしょうね。音楽はユルい感じですけど、MVはすごく過激なことをやっていて、その辺のバランスもいいと思います。
とも。やはりいろんなところに衝撃を与えた作品でした。というわけで、せっかくなんで今年のベストテンのMVを乗っけてみました。本と一緒に読んでいくと解説もついていて楽しさ倍増です。
⇒http://www.kokokuhihyo.com/main.html
⇒広告批評 332号(2008年12月号) (332)
⇒asin:4944079680
1位:the bird and the bee『Again & Again』 dir:Dennis Liu
実は本家のMVではなく、マックのバイラル(口コミ)映像。YOUTUBEの再生回数が、本家PVの2倍になってしまったという、なんとも今のネット世代を象徴するもの。それにしてもよくできてます。
2位:SAKEROCK『ホニャララ』dir:山田一郎(星野源+山岸聖太+大原大次郎)
ちゅうことで、今年の邦楽最注目MVに選ばれたサケ。リーダー曰く、この映像は山岸聖太氏のアイディアだそうで、今後、ファミ通を飛び出しどんどん活躍していくかもしれません。(追記:アイディアはリーダーだったようで、山岸氏は演出、アルフテイストは大原氏だそうです。リーダーのブログより。)
3位:Bjork『Declare Independence』 dir:Michel Gondry
ビョークはやっぱすげえ!これ、映像もすごくかっこいいけど、音楽も相当いいです。ライブで聴いたらアガること間違いなし。
4位:電気グルーヴ『少年ヤング』 dir:田中秀幸
今年のニュースはやっぱり電気の復活!この映像、相当笑いました。そういやこの前のツアー、恐ろしいほどによかったらしいですね。DVDで出るそうなので、今からめちゃくちゃ楽しみにしています。
5位:電気グルーヴ『モノノケダンス』 dir:天久聖一
連続ランクイン。電気のクオリティーの高さが際立ちます。電気は田中秀幸と天久聖一という二人の天才映像作家を抱えてるから強いですね。
6位:Goldfrapp『Happiness』 dir:Dougal Wilson
ぴょんぴょん飛び回る男の人がすごく気になる映像。これ、長回しなんだろうか。やっぱり途中でうまく編集してるんだろうか。『Happiness』というタイトル通り、なんだか幸せな気分になれます。途中に出てくる、2本足でジャンプする犬に萌え!
7位:THE BPA『TOE JAM feat.David Byrne & Dizzee Rascal』 dir:Keith Schofield
いやー、すんごくバカバカしいなー。ちなみにTHE BPAとは、ファットボーイスリムのノーマン・クックの変名プロジェクト。この撮影現場がいったいどんな雰囲気だったのか気になる。
8位:Radiohead『House of Cards』 dir:James Frost
なんかRadioheadは、いろいろ超越してる感があります。YOUTUBEでライブ映像をどんどん流したり、新作をダウンロード販売するなど、常に革新的。
9位:スチャダラパー『ライツカメラアクション』 dir:南関東逆境会(大根仁+ニイルセン+石田雄介)
スチャ×大根監督作品は名作ぞろい。次の木村カエラとのコラボの映像も楽しみです。
10位:Naive New Beaters『LIVE GOOD』 dir:Leo Le Bug+Spam Studio+Clement Gallet
安っぽい合成映像なんだけど、なんだか見てしまう。不思議な感覚になってきます。