「Loser's Parade」

for さえない日々

吾妻光良&The Swinging Boppers『Sweatin’Ballroom/Jumpin’at the Cuckoo Valley』

久々にタワレコに寄ったら、吾妻光良&The Swinging Boppersのライブ盤が出てたので即購入。新作リリースのテンポが速い!2年ぶり!(前作は4年ぶり、前々作に至っては11年ぶり)
吾妻光良&The Swinging Boppers『Sweatin' Ballroom』2009年1月18日リリース!!

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最高にシブいオジ様達です。前作の『Seven & Bi-decade』が出たとき、「スペシャボーイズ」内で星野リーダーが激押ししていたのが知ったきっかけです。以前にラジオで聴いたことがあったスカパラの『さらば友よ』がかっこよく、「この特徴のある歌声、ビートたけしみたいなしゃがれたボーカルの人、誰なんだろう?」と気になっていたのが、実は吾妻光良さんであったと気づき、感動したものです。さて、そんなバッパーズについて説明すると、今年結成30年を迎える日本一のジャンプ・ブルースバンドでありながら、普段はほぼ全員普通の会社員。リーダーの吾妻氏に至っては、なんと日テレ関連会社の社長という、普段の生活でもものすごいお方(ちなみにこの会社の採用情報のページが面白すぎ。こんな社長のいる会社で働きたい!)。ちなみに、ドラムはボ・ガンボスのドラムも兼ねていた岡地曙裕さん。年に片手で数えるしかライブをや演らないため、中々見るチャンスがないのが悲しい限り。ちなみにおととし、サケも出演したイベントに「吾妻光良トリオ」としてのライブを見れたときは感動しました、ギターがスゴすぎて。
ということで今作は、2007年末に鶯谷・シネマ倶楽部で行われた音源でできている初のライブ盤ということで、生の音を体感したことのない自分にとっては非常に貴重な音源でした。なにより演奏が、歌がシブい。歌詞も、時事ネタを取り入れて若干変わっている(仮病の朝青龍、年金が消えたなどなど)。そういや『最後まで楽しもう』という曲の歌詞がこのライブでは「上野、大宮、宇都宮、越後湯沢」という駅名が歌われていて「あれ?そういや元の歌詞ってなんだっけ?」と前作のCDを聞きなおしたところ「中野まで、三鷹まで、高尾まで、大月まで」と、実は中央線の駅が歌われていたということにいまさらながら気が付いた。前作のCDを購入したときはまだ広島にいたため、中央線の駅名なんか言われてもピンとこなかったんですね。そんなオレが今や中央線沿線に住んでいるとは…と、関係ないところで感慨深くなりました。
話が横道にそれましたが、なによりメドレーを含18曲収録、MC無し、曲だけで総尺78分というボリュームに圧巻です。どうやら今年は更にライブDVDまで発売される計画があるようで、今後のこのオジ様達の動向が気になります。なお、今作からはビクターの担当ディレクターだった湯川さんが独立して立ち上げたレーベル「HOT RIVER RECORDS」からのリリースとなっています。楽天市場にバッパーズのグッズがあったので、是非ともチェック。

http://www.rakuten.co.jp/dynamax/1879943/
吾妻光良 & The Swinging Boppers

最後に、1990年初頭のバッパーズ。すんごいカッコいい!!