「Loser's Parade」

for さえない日々

GO/NONA REEVES

NONA REEVESといって思い出すのは、前にいた会社の先輩のこと。またこの先輩っていうのがヒドい大法螺吹きで、曰く「クラブに行ってオレを知らないヤツはモグリ」「先日オレの誕生日パーティーにに100人近くの人が来た」「クラブでお持ち帰りは当たり前」などなど。しかし全てが嘘。実際にクラブに付いて行った人の話を聞いたところ、適当にみんなに挨拶してるけど誰一人として親しい態度を取ってる人はいなかったそうです。そんな見栄っ張りで都会に憧れているような素振りを幾度も見せていた先輩が好きだったバンドが、NONA REEVESでした。なるほど、今思えばキラキラシティーポップに憧れを抱いていたんだなぁ。今も大阪で嘘をばら撒いてんのかなぁ、真島さん。

対して自分はノーナリーブスについて特別な感情を抱くことはなくここまで来たのですが、最近は妙な印象を受けるようになっていました。それはバンドに、というよりボーカルでありリーダーである西寺郷太に対して。おかしな人―。それは完全にラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」での影響。なんてったってこの人は「マイケル・ジャクソンと小沢一郎、ほぼ同一人物説」を唱えているような人。そりゃー、見る目も変わってくる。というわけで音楽的な印象があまり入ってこなかったんですけど、それこそ「タマフル」でノーナリーブスの新譜が出たってことで特集が組まれた。聴いてみて…あれ?なんだかいいぞ?「キラキラしていて、ドラムがカチッとしていて、妙に切ないのが好き!だから好き!」(by 宇多丸)…これって、オレも好きな要素じゃないか!このアルバム、というかノーナリーブスって、ドラムがすんごいタイトで気持ちいいんですよね、いい感じにブレイクがあってノらせてくれて。中でも表題曲の『GO』は聴いていてとっても気持ちいいです。

GO
GONONA REEVES

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