ユニコーンツアー2009「蘇える勤労の日々」@武道館(5/22)
ここ数カ月、ユニコーン関係の情報を仕入れることをシャットアウトしてきた。ユニコーンがらみのことが書いてある!と判断したブログ、及びmixiの日記もスルー。なぜかと言うと、奇跡的にライブのチケットを入手することができたため。実際にその光景に立ち会うまでに事前情報を知ってしまうことを恐れたためである。ああ、オレはこの日を迎えるために中学の時からずっとユニコーンという影を追いかけていたのだ。そう、思わざるを得ません。まさか、まさかユニコーンを生で見ることができるとは。ユニコーンが一度解散したのは今から16年前、1993年の9月。そのときワタクシ、三重県の片田舎の中学1年生。インターネットもないその時代にライブの情報を仕入れるのは雑誌のみ。ライブに行くという概念はまだまだ芽生えておらず、完全に別世界だと思っていた。そこからはずっとビデオを見て憧れるのみ。「もう少し早く産まれてきていたら…」。何度も思いました。
前置きが長くなりました。ユニコーンのライブに行ってきました!人生初武道館!それをユニコーンで迎えるなんて、オレにしては出来すぎ。素晴らしい!九段下駅の改札を抜けてから永遠と続く「譲ってください!」のプラカード難民はまるで東南アジアの街角のよう。その波をすり抜けて見えるは噂の大きな玉ねぎ。武道館てあれなんですね、なんかお城みたいなところを通って行くんですね。東京在住2年目のまだまだ世間知らずです。どんどん進んでいくと見えてきたツアー車、そして行列のグッズ売り場。「グッズは帰り!今はとにかくあの中に入りたい!」という焦る思いを潜め、場内に進入。今回のチケットはなんとアリーナ席。しかもアリーナ席でも割と中心。この時点でかなりの運を使い果たした気がする(あ、快適シートです)。アリーナ席から見ると客入りはZEPPくらいな印象なのですが、後ろを振り返った瞬間にわかる人の山。すげー、一体この武道館ってところは何人入るんだ?確実にウチの実家の町の人口よりも多い。あ、ステージ上部にLEDビジョンがあり、そこがメッセージボードになっていて、会員サイト(有料ってところがにくいというかなんというか…勢いで登録したけど)に入るとそこに携帯から投稿できたんですけど、一応投稿をしてみたものの他の人の投稿が多すぎ流れず。悔しいなぁ。開演前で印象的だったのは客入れBGMがユニコーンリミックスの中、たまに清志郎がかかっていたことで、またその曲が終わると自然と拍手が起きるんです。いいなぁ、いいなぁ。などと思っていたら照明が暗くなり、ついに開演!!さて、ここからも長いですので覚悟して読んでください。長々と書くのはもう自己満足以外の何物でもありません。自分の記録として、今回は他人の目を気にせず書きあげます。それでは、全部で約8,500文字です。原稿用紙にして20枚以上です。
赤い大幕が垂れている向こう側で演奏されるはニューアルバム「シャンブル」の一曲目『ひまわり』。民生のギター弾き語りで始まると幕に歌う民生の影が。そして徐々にほかの楽器が混じってくると5人の影が代わる代わる映し出されテンションは徐々にてっぺんへ。そしてドラムが鳴ると同時に落ちる赤幕。現れたお揃いの緑のツナギ衣裳のユニコーン!はい、正直に言います。ここで泣きました。「えっ、オレ、泣いてる!うわ、恥ずかしっ!暗くてよかった!」と、自分で自分にちょっと引いた。なんというか、今までたまっていた自分の中の何かが一気に溢れた感じ。自分の結婚式でも泣かなかったのに。なくなんて、何年振りだろう。そんな「感動欠乏症」の自分を一瞬で泣かせるくらいのパワー。この時点で完全にいろんな日々のイヤな出来事を忘れてしまいました。
続く『スカイハイ』では民生の雄たけびに鳥肌。ここでちょっと冷静になってステージを見渡す。あ!阿部が金髪だ!テッシーやっぱり老けて太ってる!川西さん、もうすぐ50なのにパワフル!EBIは黙々とダウンピッキングで、CDの特典DVDで見たとおり間奏で勢いあるオルタネイトピッキング!民生、ソロで何回か見てるはずなのに、印象がなんか違う!気合いが違う!あー…本当に復活したんだ…しかもビデオで見たライブよりも大人に、そして期待をはるかに越えてくれる存在感、現役感で。きっと自分より上の世代、解散前のユニコーンをよく知っている方々は「なんで今更?もう現役じゃないでしょ」とおっしゃるのかもしれませんが、自分にとってはこれが初めてのユニコーン、そしてイコール今こそが彼らの現役なのです。だって、全然ビデオで見てたのと遜色ないんだもん。それどころか想像よりももっとかっこいいんだもん。
…などと噛みしめていたら始まったのがなんと『おかしな二人』!!ぎゃー!!!!!!すいません、ここでもう一度泣きました。数ある名曲の中でも自分の中で最高峰の超名曲、歌詞とメロと展開が神がかり的な化学反応を起こしているあの曲が生で!とか思ったら、泣けた。鳥肌立てて泣いた。中学でユニコーンのバンドスコアを買って一生懸命コピーしたあのイントロのリフ。今でもギターを弾く前のウォーミングアップとして弾く、Led Zeppelinの「Black Dog」みたいな印象的なあのリフ。そして民生はギターを置いてハンドマイク!そしてステージバックには5分割で映し出されるリアルタイムのメンバー!曲中「うわぁ、うわー、うわー!!」ばっかり言ってた気がする。オレ、この1曲だけで7,000円払った価値あったわ。なんなら意味なくあと7,000円払ってもいいくらいだった。
曲が終わり、MC突入。テッシーが喋る喋る。そのすきに後ろで戯れて握手する阿部と川西さんに軽く感動。ああ、みんな楽しんでるよ…。MCの内容は全然覚えてないけど、テッシーとEBI中心だったような気がする。そして次の曲に移ろうとする時に民生はベースに、阿部はガットギターに、そしてEBIはハンドマイク片手にステージ前方に配置されたお立ち台に。観客に一礼し振り返り、指揮者の要領で「ぶどうかんっ」と甲高い声で合図を送って始まったのは『ボルボレロ』。そう、ユニコーンは「おもろいことはとにかくやっちゃえ!」精神でメンバーのポジションチェンジが激しい。いまや日本音楽界でも大御所となったはずの民生が脇役になってしまう、そしてまたそれが特に違和感がないという各個人のポテンシャルの異様な高さ、それがユニコーンの最大の特徴。まぁ、EBIのハンドマイクボーカルは面白かったけど。あとピアノソロを慎重に弾くとことか。
なんて思っていたら曲終りに今度は民生が川西さんの隣にあったもう一つのドラムセットへ。そしてツインドラムで始まったのは『黒い炎』。うわー、アルバム同様ツインドラムだ!しかもリードリズムは民生でサブリズムは川西さん。アツい!そして再びメンバーが正ポジションにとどまって流れたのは水が流れる音。もしや…『働く男』!このぬるっと始まるイントロが画期的。Aメロが7thコード、Bメロは2拍ごとのストロークで地味なくせにサビで一気に明るく、歌詞は絶望なのに明るくなるこの曲は、すんごい珍しい展開の曲だと思う。んでもってこのときのバックに流れるビジョンの映像処理もかっこいいんだ。
そして次に前に出てきたのはテッシー!歌うは『オッサンマーチ』。ここでのバックの映像はいままでのかっこよさから打って変わってオモロ路線。テッシーが歌うと画面がテッシーのアップに、上から「どすんっ」って感じで切り替わる。そして「オッサーン」「いさむのオッサーン」などが文字で現れる。さらに中継映像の上からも文字がどんどん乗っかっていく。映像チームの仕事の素晴らしさよ。そしてアウトローのギターソロの引っ張りようよ。あと先日の武道館では歌詞を飛ばしてしまったようで「今日は大丈夫でした!」と。それに対して結構反応があったってことは、2回以上見ている人が多いって事?いったいそんなにチケットどうやって取ったの?
終了後またもメンバーが舞台上でちょこまか移動。民生、再びドラムに。あれ?川西さんが消えた?と思ったら急にPerfumeバリの電子音。キミトデカケ…キミトデカケ…キミトデカケ…これはもしや…『キミトデカケタ』!すかさず登場するハンドマイクの川西さん。さて、武道館でライブを行ったアーティストの中で、ドラムを叩かずハンドマイクで歌い出すドラマーが果たしていたのでしょうか。この人くらいじゃないでしょうか。ちなみに映像が「(ドット絵の顔)川西(ドット絵の顔)川西(ドット絵の顔)川西…」というのでいっぱい。「川西はわかったよ!川西の文字で3Dになるな!ぐりぐり360°動くな!」って感じでこっちもオモロ。
気がつけばいつの間にか再び川西さんが袖に引っ込んでいた。あれ?と思えば阿部がテッシー側にあった鍵盤に、テッシーが阿部の鍵盤にポジションチェンジ。そして出現した例のヘルメットと祭半纏と扇子姿の川西さん。これは…『ブルース』!うわー、ビデオで見たことあるよこの格好!ちなみに扇子には「ぶちすごい」(広島弁「ぶち」=「すごい」)。そういえばこのおじさまたち、東西の花道にがんがんアピールしまくり。体力あるなー、とか思ってたらMCのときに休憩しまくり。でも観客にdisりまくり(例:黄色い声がない、地声が混じってる、酒焼けしてる)。ちなみに鍵盤2台は阿部=チェンバロ音、テッシー=ブラス風音色でした。テッシーはたまに鍵盤も操ってました。
そして民生は今度はベースを担当。…ソロ活動時にはレスポールのギターを持っているイメージが強かったのだが、今日はころころと担当楽器を変えマルチっぷり爆発。そしてボーカルはEBIになり『AUTUMN LEAVES』。「EBIひとりでいいじゃん!」なんてDVDでの仮歌発表会で言われていた曲も、メンバー5人で淡々と築き上げられていく。それにしてもすごいな、ここで10曲目なのに4曲しかボーカルを取っていない民生。ちょっとゆっくりした雰囲気のまま再度民生が12弦ギターを手にして『デーゲーム』!テッシー作の名曲。ここまでLEDビジョンに映る映像ばかり気にしてましたが、ここでは照明がグッジョブ。幻想的でした。ここでMCという名の休憩タイム。次の曲のために用意していたアコーディオンを「重い」と床に置く阿部。「休憩休憩!」「どれだけする?」「80分!」「終わってまうやろ!」というグダグダトークが続く。そして気合を入れなおして始まったのは『最後の日』。アイリッシュ風味の曲調が今までの幻想的雰囲気を解消…と思っていた矢先に民生、歌詞を間違える。「間違えた!」と口走りながら。とっても、楽しそう。
続いて阿部がヘッドホンを装着し打ち込み音を操作。昔と変わらない、いや、それ以上になって帰ってきたことの要因のひとつに機材の変化があります。キーボードはそれが如実に分かりますね。阿部の前にマックが置いてあったし…って、あれ?この曲はもしかして…とか考えていたら「先生!」とEBI。「わかった〜」と川西さん。うわ!『PTA』!!とテンションが上がっていたらビジョンには阿部ドアップwithポニョぬいぐるみ。阿部のポジションにカメラがあるらしく、そちらに向かってついに今まで沈黙を守ってきた阿部が登場!…カメラに向かってると客席に背を向けた状態なんですけどね。そして再びドラムに戻っていた民生にもカメラがありカメラ目線で、時折エレドラを叩きながら、インカムで熱唱。この映像は爆笑しました。ちなみにテッシーもインカム付けてた。うわ、完全にTMNだ。それにしても、まさか小室さんがねぇ…なんていうしみじみもつかの間、感想に登場したのはいつの間にか袖に引っ込んでいたEBI+川西。しかもB-BOYファッションでラップしてる!…これはヒドい。熟練の冗談が、完成度の高い冗談が爆発している。ここの盛り上がりはスゴかったです。阿部はレーザー光線を持ち込み客席を煽る。最後にはそのレーザーでラッパーコンビを斬りつけ、成敗。と思ったら阿部も自害。「チャンチャン♪」…何その効果音!昭和!?
そしてラッパーのお二人が再び正ポジションに戻り、流れてきたのは「マイシャローナ」のイントロに似た、16年ぶりに届けられたユニコーンの新曲として聞きまくったあのドラム。もう、にやにやしながら阿部がギターを掴み前に出てくるのを待った。そして4人ともPVと同じやっさん動き。民生はもうおなじみのカウベルを手にしようとするが…阿部がそのカウベルを民生が余所見をしている間にさっと隠し、別の楽器を用意していた。まず始めに手に取ったのはヴィブラスラップ(水戸黄門の「カ〜ッ」ってヤツ)。(ドラムが止まり)カ〜ッ →┐(´ー`)┌→再びドラムという昭和喜劇スタイル。続いて手に取ったのはフレクサトーン(幽霊が出てきたときになるヒュヨヨヨヨ〜ンってヤツ)。(ドラムが止まり)ヒュヨヨヨヨ〜ン→┐(´ー`)┌→またドラムが戻る。ベタすぎる!おっさんたちふざけすぎ!そしてようやくカウベルが鳴ったところで始まるギターリフと『WAO!』。ええ、ここで3回目の涙です。まさかの再結成の報と押し寄せる不安。それを一気に取り払ってくれたこの曲に対してです。「ミュージックステーション」での演奏を何度も繰り返し見、さらにiPodに入れて通勤中も見返したこの曲を生で見れるとは…。自分にとって、ユニコーンが過去ではなく現在を生き進むバンドであるという証拠の曲なのです。LEDビジョンにはPVの合成背景(波とかマーシャルアンプとか)が映し出され、サビのテッシーライトハンドタイムでは「テッシー!GO!テッシー!」のメッセージがスクロール。なんか、演奏も歌も映像も照明も全部が重なってスゴい勢いで盛り上げてくれた。うえーん!楽しいよー!
EBIの突然のベースソロから始まったのは、個人的には新作の中で一番好きな『BLACKTIGER』。EBIの犬声もさることながら、川西さん作のこの曲はやたらにポップで中毒性が高い。阿部ソロは弾いている手に向って弾いていない手で煽る姿。続く『R&R IS NO DEAD』ではステージ横から炎が現れ、ゆらゆらと、ときどき噴火する。嵐を轟かすギブソンが、マグマのドラミングが、深海に突き刺すベースラインが、虹をかけるピアノが、前方数十メートル先で鳴っていました。シャンブル3連チャン最後は『サラウンド』。このあたりで、どんどん「あ、なんかそろそろこの宴が終わってしまいそう…」とふいに悲しくなってくる。小休憩を挟み、「暴れてください」というテッシーの煽りで始まったのは…『大迷惑』!平均年齢40歳以上の『大迷惑』が聞けるとは!そしてドラムが始まったと共に特殊効果でドカーーン!!!!と爆薬発射。ものすごい爆音で心臓止まりそうでしたけど、それにも増して民生のテンションが若い!(指差して)民「西も東も」客「大迷惑!!」。ハンドマイクであちこち移動しながら、煽りながら歌う民生を21世紀に見られるとは…。あのとき三重の中学生だったオレも、もう今は東京在住の既婚者社会人。歳を重ねていくのが怖い時もあるけど、こんなことが起きるなんてのは、まだまだ死ぬわけにはいかないなぁ。
ラストに向けて突っ走るところでゲストが登場。なんと古田“しーたか”たかし!川西さんが脱退した穴を埋めた、その後もDr.StrangeLoveとして民生ソロのバックを務めたお方!「脱退した人」と「その穴を埋めた人」のツインドラムが実現!「あんなにいがみ合ってた二人が、歴史的な和解です!」という嘘情報が混じりましたが、いや、それにしてもこのツーショットのドラムは凄まじかった。演奏されたのは『ヒゲとボイン』。当然のことながらドラムは厚い。そりゃもうピストルで撃たれても貫通しないくらいの厚さ。川西+民生のツインドラムもいいけど、やっぱり本職お二人(50歳と49歳)のツインは迫力が違う。特に『ヒゲとボイン』はアウトローのドラムが元々絶品だって言うのに、そのフレーズをこんな豪華なツインドラムで見ること出来るだなんて。いろいろネットで情報をかき集めてみると、しーたかさんが出たのは横浜アリーナと併せて2回のみ。いいときに見た!そのツインドラムのまま次の曲はなんと『車も電話もないけれど』。地味!地味だけどサビが素晴らしい曲!これは渋い選曲!でも大好きこの曲!しーたかさんもはけていよいよ最後の曲『HELLO』。阿部のピアノで始まった到着5分2秒前のタイムマシーン。「ああ、もう、終わってしまう…」という感情で、とにかくこの現場を記憶しておこうと必死で五感を活用させておりました。
そして、ついに本編が終了。もちろんアンコールは止まず、2階席では自然発生的にウェーブまで起きていました。10分くらいした後、やっさんのコスプレをした5人が再び壇上へ。いよいよ、初体験の“阿部義晴ショー”のはじまりはじまり!うわー、本物の阿部だー!本編では極力MCもおふざけも控えてきた彼が、オレが大好きな阿部がついに本領を発揮するってことでものすごくわくわく。そして始まったんですけど、いやー、ホントにびっくりするくらいグダグダでしたね。やっぱビデオで見るのとライブで見るのでは大違い!あまりにもヒドすぎる(もちろんいい意味で)!
- ウェーブをもう一度促して喜んでみる。
- 「ちょっと静かにしてくれ!」…zzzzz(ステージ上に横になって)
- 会場全体でコーラスを強要。「コーラスはやったことあるのかい?フェラチオはやったことあるのかい?」
- 「何が聞きたい!?手島のオールウェイズか!?オレの大迷惑か!?」
- 「これからやる曲は『人生は○○だ』。どうだオマエ達、この○○の所を答えてみろ」「人生は?」―上々だ!!「ニンジンは?」―棒状だ!!「仁丹は?」―粒状だ!!「野球は?」―球場だ!!「柔道は?」―根性だ!「忍者は!?」―参上だ!!
- 「持ち時間はいっぱいあるんだ!ダラダラやらせろ!これは時間つぶしだ!」
そしてようやく始まった『人生は上々だ』。途中「走りつ〜〜〜」で暗転。暗転後舞台上手から「御用だ御用だ!」と提灯を持って岡っ引きが登場。これは!『忍者ロック』!!うわー!音源は「THE VERY RUST OF UNICORN」のライブ盤のみの曲!このライブ盤中学の時から死ぬほど聴いてた!そしてステージ中央ではブルースリー姿の阿部が手裏剣も持ちつつ、さらにドデカい手裏剣を背負いつつ登場!当然会場は大盛り上がり大会なわけですよ。あー、楽しい。ホント終わってほしくない。この曲も途中でブレイク。そこでの阿部の奇行は
- 「これはブルースリーじゃない!ピカチュウだ!成長してライチュウになったんだ!」
- 「えい!えい!(メンバーに手裏剣を投げつける)」
- 「どうだーい、顔が怖いだろー(メンバーに向って白目を剥いてみる)」
- 「お願いです、やめてください!って言え!」(おびえるメンバーに向って)
阿部ショー恐るべし…。そして『上々だ』に戻る際には「この黒い棒からオレの分身が飛び出す!20代はそりゃ飛びまくったけど、40代だから飛びは悪い!」とゲスなことを言いつつ曲に戻ると、銀テープが発射!アリーナ席だったのでもちろん銀テープゲット。しっかりユニコーンの名が印刷されておりました。
ここで阿部ショーが終わり、再びメンバー引っ込む。再度の拍手が巻き起こり、ダブルアンコールに登場。今度は服部Tシャツ姿。そして演奏されたのは…『すばらしい日々』。ええ、阿部がギターを持っただけで曲が分かりましたよ。何も言うことはありません。ビジョンに映る5分割映像も、そしてメンバーが自然と中心に集まり演奏している姿も…ああ、もう、ありがとうとしか言えません。そして、22時までと約束された武道館の宴が、終了したのでした。この後は猛然とグッズ売り場に行き、Tシャツとポロシャツとパンフレットをゲットしておきました。もう、帰りは、ニヤニヤが収まりませんでした。さて、それではセットリストをまとめてみましょう。
こうやってセットリストをまとめてiPodのプレイリストに入れて並べて聞いてみると、3曲目で『おかしな二人』はやっぱアツいなぁ。あと『車も電話もないけれど』をトリ前に入れてくるところが最強。ということで、ユニコーン情報を自分の中で解禁したのでまた再度ユニコーンについても書いていきましょうか。それにしても、勢いで書いたつもりが、さすがにかなり時間がかかってしまいました…。