「Loser's Parade」

for さえない日々

根本敬 on TOKYO MX

昨日の笑っていいとも!のテレフォンショッキングのゲストが松尾スズキで、「元嫁からプレッシャーを与える電報が届く」などと真昼間から不穏な空気が流れお客さんが若干引いていたのもスゴかったが、もっと不穏な空気が地上波で先週流れていた。
木曜日の深夜にひっそりと放映されている東京ローカル番組「ほぼ1」。ピエール瀧倉本美津留が司会で、投稿動画に対していろいろぐだぐだツッコミを入れていく番組。普段はゆるゆるな雰囲気なのですが、先週、その番組に緊張が走った。その前の週にゲストとして登場したのが映画評論家・コラムニストの町山智浩。その回もトンでもない動画ばかり流れて不穏な感じが漂っていました。ちなみに町山さんが持ってきた動画は伝説の「キネマ旬報殴りこみ事件」の映像を筆頭に、町山さんが監督した自主製作映画の映像、エログロ映像しか扱っていないアメリカのビデオ屋の映像、大阪出身の監督が撮った意味不明な自主映画の映像などなど。この回でも普通には放送できないようなものばかりだった。そして、満を持して先週登場したのが、引き続き町山さんに加え、根本敬。もう、なんというか、見てはいけないものを見てしまった感。「釜ヶ崎の祭りで突然ファンキーな踊りを披露する人」「88歳のラッパー坂上弘」「“神様の愛い奴メイキング(奥崎謙三が女装してペニバンで犯されてる映像)」「現在のポンチャック」などなど…。それにしても、よくMXはこれを流したな、というか、根本さんをキャスティングしたな…。いやーな気分になること間違いなし。倉本美津留ですら取り残されてしまっている。



正直、自分は根本敬界隈のものが苦手である。この、本能的に「これは危険!」と拒絶してしまう感じが。でも、そういうのって、やっぱり「怖いもの見たさ」で見てしまう。それが、なんだかスゴい。根本さんが開催しているイベント“映像夜間中学”も、行くのが怖いけど、ちょっと行ってみたい。この辺で怖気づいてしまうあたりが自分のサブカルミーハーから抜け出せないところではあると思う。