「Loser's Parade」

for さえない日々

LIQUIDROOM 5th ANNIVERSARY@恵比寿リキッドルーム

にせんねんもんだいDMBQゆらゆら帝国。どのバンドも唯一無二の世界を持っている組み合わせのライブに行ってきました。場所は先日電気グルーヴの20周年ライブが行われ、8月まで2階で「電気展」が開催されている恵比寿リキッドルーム
さて、最初のにせんねんもんだいですが、今までライブは見たことありませんでした。昔、イースタンユースが絶賛していたっていう情報があったのと、そこで気になって買った音源「ろくおん」だけ持っている、という状況。実際にライブを見た感想は「…かっこいい!」。ギターがディレイのループで作り出した音にあわせてどんどんリズムが乗っかっていく感じ。45分の持ち時間をたった2曲で遣り通すと言う、すんごい緊張感のあるライブだったのに、終わって「ありがとうございました」という声はものすごいかわいい。恐るべし女性インストトリオバンド。髪を振り乱して俯きながら叩くドラマー、久々に見た。これは音源持ってるだけではわからなかった。素晴らしかったです。後ろのほうで見たのを後悔。

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続くDMBQは、まだドラマーがよっちゃん(吉村由加)の時代以来なんで、6年ぐらいぶり。相変わらずの無茶苦茶で馬鹿馬鹿しいライブでした。松居のギター弦が開始早々切れてしまいつつも、そんなのお構いなしに爆音の嵐。3代目ドラマーの和田は“巨人ゆえにデカイ”というすばらしいネーミングセンスのデュオのドラマーでもある。このドラマーはなんというか、テクニックではなく気合や生まれつきのセンスで叩いてるって感じ。そういや去年の頭に円盤ジャンボリーで石井モタコ(オシリペンペンズ)と一緒に暴れていたのを見たなー。そんなテンションでドラム叩いてます。そして増子はなぜにあんなに男前なのだろうか。兄貴(怒髪天の増子兄ぃ)に負けず劣らずユニークな人なのに、またタイプが違う。定番のガスマスク(マイク付き)装着に始まり、観客の上(!)にドラムセットを設置(観客に持たせる)して叩くという荒業披露(言葉で表現するの難しいなぁ)、最後にはシンバルにジッポのオイルを流して燃やして終了。DMBQ、相変わらずでした。初見だった人が多かったみたいで、会場が騒然となっていたのが面白かったです。

最後はゆらゆら帝国。なんというか、全体的に夢の中にいるかのようでした。爆音のはずなのに意識が遠のくかのように音が遠くで響いてる感じ。今、ゆらゆらって、こんなスゴいことになってるんですね、ライブでは。知ってる曲も全然違うアレンジでやってたり、知らない曲もやってたんですけど、調べたら3曲も新曲やってたそうです。ただただ見とれてしまいました。言葉にできずです。

ライブ終了後、朦朧とする頭で「電気展」を見たら、更にわけがわからなくなってしまいました。篠原ともえブログでそのカオスっぷりが見られます。ちなみに今回のライブにはやはり大根監督がいらっしゃいました。ロビーで談笑されているのを見かけましたよ。