「Loser's Parade」

for さえない日々

mouse on the keys "an anxious object" リリースツアー@渋谷O-EAST

最近すっかりはまっているmouse on the keysのレコ発に行ってきました。しかも対バンにenvyとtoeが来るって、これは絶対見ないと損するだろう、と思ってましたが、予想通り行ってよかった。スゴいライブでした。今回の会場はO-EASTだったのですが、SHIBUYA-OのグループはO-nestしか行ったことがなかったのでその規模のデカさにビックリ。そりゃ整理番号が600番台とかになるわ。しかも前売りは売り切れていたようです。最近では資生堂のマキアージュのCM(篠原涼子が出てるやつ)にも起用され、どんどん人気が上がってきていますね。

  • envy

学生時代からその名前は聞いていたものの、持っている音源は「極東最前線2」のみのためほとんど無勉強。おもいっきりエモでした。ボーカルがキーボード弾きながら客席に対して後ろ向きで歌い、途中でスタンドマイクに切り替え客席に向かって叫ぶ。ギターはアルペジオと轟音。言ってみたらDeftonesなんですよね。でも久々に自分の中のエモ魂が蘇り、かなり燃えました。

いつもはステージ下手にドラムがセッティングされているのに、今回のフォーメーションはドラムが真ん中。相変わらず柏倉のドラムさばきが美しかったです。特にシンバルの叩きっぷりが。『最後の晩餐』で始まるのはやっぱり燃える。ライブの転換中にtwitterを覗いてたんですが、出番前なのに山嵜氏はいろいろつぶやいてて臨場感があってよかった。その当の山嵜氏はMCオモロ。『グッドバイ』のエモ具合にも惹きつけられた。

今回の主役のmouse on the keysですが、もう本当にヤバかった。個人的には彼らの先輩である前の2組を上回りました。ド頭にCMでも使われている必殺の曲『最後の晩餐』で一気に流れを引き込み、『a sad little town』とこちらもドラムがえらいことになっている曲に続いて脳が溶けるかと思った。しかも今回、以前見たときと違ってバックのスクリーンの映像が格段に良くなっている!特に『a sad little town』のときはイメージ映像の合間にノイズ混じりでカメラアングルが素早く切り替わるリアルタイムの演奏映像が映し出されてすんごいかっこよかった。レコ発ということでかっちり作りこんだのだろうか。以前見たときは正直映像がしょっぱかったので「もったいないなー」と思ってたんですが、これは大満足。サポートで入るサックスとトランペットも妖しく淫靡に輝かせてポストロックとジャズが融合していく感じが最高です。ストイックにほとんど切れ間なく、もちろんMCもなく一直線に演奏を続けていきました。アンコールでドラムの川崎氏がようやく口を開き「今年はもう都内でのライブ予定はない」と聞きガッカリしたものの、何かいろいろバックで進めていることがありそうなので期待。他のメンバーの清田、新留両氏はマイクを向けられたものの結局特に言葉を発せず。その代わりにサポートのサックスの人が長々と自分のバンドの宣伝をしておりました。アンコールで『RaumKrankheit』を披露して怒涛のライブは終了。いやー、すごかった。
もう今年は見れないのかと思うと残念でなりませんが、今後も引き続き追っかけていきたいと思います。まだ聞いたことない人は本当にもったいないと思うので、是非とも触れてみてください。美しい鍵盤の響きとすさまじいドラムの融合がカッコよすぎます。

an anxious object
an anxious objectmouse on the keys

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