半世紀少年／ユニコーン

もう…ユニコーンでしかありえないと言ってもいいくらいのシングルです。確かに昔は「ブルース」なんていう肉体労働者をテーマにした曲をシングルに切って大キャンペーンを行ったことはありました（リアルタイムではないので資料でしか見たことはないですが）。しかし、今はどこもかしこも不況の時代。CDだって3000枚売れたらオリコンTOP20に入っちゃうような時代。そんな時代にこんなふざけたシングルを出すなんて、普通は考えられない。例えばくるりなら佐藤さんがボーカルを取っている曲。スピッツなら崎山さんがボーカルを取っている曲。フジファブリックなら城戸がボーカルを取っている曲…って、メンバーじゃないか。今なら刄田綴色か。とにかく、そんな曲をシングルにしてしまうだなんて、ありえない。しかもドラマーがドラムを叩いていない。なんならみんながみんな楽器を弾いていない打ちこみ。それをシングルにしてしまうのは、ユニコーンならでは。それだけなら完全に企画ものだけど、サビがやたらキャッチーなのはさすがの阿部Bマジック。ちなみにカップリングの『川西五〇数え歌』は聴いてビックリするしかありません。やりすぎ！
川西50祭、行きたかったなぁ…。

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