「Loser's Parade」

for さえない日々

星野源が唄う『編集者のうた』

最近は本ばかり読んでいるという星野リーダーですが、そのためなのか、現在発行されている『このマンガがすごい! 2010』に登場し、『鋼の錬金術師』『団地ともお』『あずまんが大王』『ひぐらしのなく頃に解』『銀魂』を薦めていました。団地ともおは予想できましたが、それにしてもあずまんがひぐらしかー。
そんなリーダーですが、本ばかり読んでいるためなのか、それとも今年は自身初の著作が誕生したためなのか、先日行われた松尾会(松尾スズキ誕生日パーティー兼忘年会)にて、『編集者のうた』なるオリジナルソングを披露したとのことです。なお、この曲は3年前にも同パーティーで披露され、今回人前で歌ったのは2度目。しかも恐らく大人計画の人も、カクバリズムの人すらも聴いたことがないであろうとのことです。その模様を、ロッキング・オンの兵庫氏が語っています。

「編集者さんごくろうさん」で始まって、
「ゲラ戻し」とか「あとがき書かせないで」を経由して、
「イラストなくして怒られて」「撮影来ずに怒られて」
「おお タナベ」と、主に、「週刊SPA!」で松尾さんが
連載していた時の担当者の失敗を、
列挙する内容に発展していく歌詞。
なので、我々は聴きながら大笑いなんだけど、
曲がですね、あまりにも、それに似つかわしくないのです。
とてもしみじみした、やたら切ない、なんというか、まっとうな名曲なのです。
えっらくよいのです。
で、また、星野くんの歌がいいので、それが3倍にも4倍にもなる。
編集者のうた - 兵庫慎司の「ロックの余談」 (2009/12/21)| ブログ | RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト

このときだけのために作られた曲。さすが松尾スズキを全身でリスペクトする人間ですね。

しかしこの人、こんなに歌えるのに、
なんでインスト中心のバンドやってるんだろう。
と、彼の歌を聴くたびに、いつも思う。
いや、インストのバンドの方も、すばらしいんですが。
でもほんと、「編集者のうた」、どっかからリリース、切に望みます。

ほんと、せめて編集者たちだけでなく、我々にもその唄を聴かせていただきたいものです。というわけで来年2月に星野リーダーの唄が聴けるイベントが吉祥寺でありますね。もちろん行く気です。平日だけど、急いで会社を後にします。吉祥寺なんて自転車で行ける距離!ちなみにこの風呂ロック、過去には知久寿焼曽我部恵一峯田和伸向井秀徳ジム・オルークなど錚々たるメンバーが出演しており、bonobos蔡忠浩が出演した際にはゲストで野村卓史も出てましたね。ゲストも来るとのことですが…まさか、金管楽器+コーラス要員の彼のことなんだろうか…。