「Loser's Parade」

for さえない日々

R-1ぐらんぷり 2010について

バカリズムが好きなので、どうしてもバカリズムのことばかり追ってしまう。


R-1決勝でいったいどんなネタをやるのか…と寸前までいろいろ妄想していました。バカリズムの番になり真っ先に「え!?なに?まさかバカリズムマン!?」と思ってしまった自分は、今回のネタが披露された単独ライブ「クイズ」を見ていませんでした。待ちに待ったバカリズムのネタ。「こういうネタで来たか」と素人が評論家気取りで眺める。そして見ているうちにソワソワした気分の波が収まっていく。「ああ、これはもしかしたら、決勝に残れないんじゃないか」という一般目線。そして、それは現実になった。審査員の評価基準はわからないけど、少なくとも自分の中では去年の「地理バカ先生」のインパクトを超えることがなかったので、素直に納得した。それ以降は、去年と一緒。敗退が分かった瞬間に今までのソワソワは消え、ただただピン芸を楽しむのみとなった。
大会終了後、バカリズムTwitter上で「2本目は『イケなくて』をやるつもりだった」ということ、そして「今年でR-1は卒業する」ということをフォロワーに対してダイレクトに語ってくれた。このつぶやきは瞬く間に広がり、こんなネットニュースにまでなってしまったが、それに対して「決別と言うニュアンスは全くない」と否定している。
1本目に「イケなくて」をやってたら結果は変わってたんじゃないか?そもそもバカリズムは去年の「地理バカ先生」を披露してもなお優勝できなかった時点でR-1卒業をした方がよかったのではないか?もしかしたらM-1笑い飯が「奈良県立歴史民俗博物館」を超える「鳥人」というネタをブッこんだがごとく、あれ以上のものがR-1の舞台で披露される日が来たのかもしれない。いや、もちろんR-1での舞台で、という話。単独ライブは今年は4回開催とかなり精力的に活動し、「地理バカ先生」以上のものを長尺でどんどん見せてくれるのだが。あ、そういやそもそも笑い飯M-1優勝してなかったか。まぁとにかく、何かしら、いろいろぐるぐる考え、結局は結論は至らず。結論が出たとしても別に誰かの役に立つわけではないだろうに。ただただ、自分は今後のバカリズムの単独ライブには出来る限り足を運ぼうと思うだけです。まだ1回しか行ったことがないので。


バカリズムのことしか書いてないですが、あべこうじの優勝には納得だし、素直に感動しました。以前から優勝を取ってもおかしくないと、それこそ2006年に出場したとき(ウインナー漫談)は優勝を確信していたのですが、それ以降は確かに自分の中でそのピークを超えることがなかった。でも、やはり「ピン芸人が優勝すべき」と長年言い続けていた彼がついに優勝したことは、「やっと取ったか〜」と感慨にひたらせてくれます。あと、板尾さんの採点は面白かったですね。完璧に好みが出てましたね。フィギュアスケートのようにある程度の審査基準がないため、こういうことが必ず起こるのでしょうね。笑いを採点する時点で無粋である、なんていったら全ての賞レースが台無しになるのでそんなことは言いません。ただただ、難しいですねって思うしかありません。