「Loser's Parade」

for さえない日々

ファミ通Wave DVD Podcastingで学ぶ「自分次第」「引き出しを多く持つこと」の重要性

Podcast聞いてますか?私はJUNKやらキラ☆キラやらタマフルやら豪さんのポッドやらばかラジオやらを登録していて、音楽を聞く暇がないほどです。その中に、ファミ通Wave DVDのPodcastingという、ゲーム雑誌の「ファミ通」のDVD版である「ファミ通Wave DVD」が配信しているPodcastがあるのですが、これが、ゲームがわからなくても非常に面白い。というか、ゲームの話はほとんど出てこない。登場人物の関係性がわからないと近寄りがたいのですが、お互いのキャラがわかってくると非常にくだらなくてハマってしまうのです。ちなみに、この番組の演出はSAKEROCKの映像を担当し、先日公開された星野源ソロ「くせのうた」のPVも撮っている山岸聖太氏です。元々この方はエンターブレインの社員だった人で、このDVD付雑誌がきっかけで評価を集めたわけなのです。
さて、この番組については何回か取り上げてはいるのですが、先週のPodcastの中で、非常に考えさせられる話があったので今回も取り上げておきます。6/5に配信された第225回はいつもの出演者に加え、途中乱入でマスク・ド・UH氏(ライターの植地毅の変名。MAD3The 5.6.7.8'sTEXACO LEATHER MANなどと交流があるそうな)が登場しました。その流れの中、読者からのお便りで「皆さんは高卒でエンターブレインに入社したのか?それとも大卒で入社したのか?」という質問があった。回答としては「高卒で入社」というのはありえないが、大半は「バイトから契約社員」だという。別に大学に行ったからといって、専門学校に行ったからって本当にそれが就職に繋がるとは限らないということだ。例えば現ファミ通Wave DVD編集長のルパン小島氏は「高校出てからはふらふらして、途中システムキッチンの取り付け作業の仕事を経て、ファミ通のバイトになった」ことがきっかけ。ポルノ鈴木氏(先日「ラディカル・ホリデー」でもお馴染みの生活純子こと小林由梨さんと結婚を発表)は「東放学園で映像の勉強をしていたことが面白がられた」のがきっかけ。マスク・ド・UH氏も元はデザイナー志望だったというのだ。そして驚くべきことは、今や映像ディレクターとして名声をあげつつある山岸聖太氏は、当初エンターブレインに入社したときは「読者サポート」という部署に在籍しており、ハガキをさばいていたとのこと。しかし、そこから映像ディレクターというポジションに変遷を遂げたと言う。要するに「学歴なんか関係ない。自分次第だ」ということだ。そしていろいろ各人のライターとなる変遷を語っていくのだが、本当に自分の能力次第であるのだなぁと感じた。結論としてはエンターブレインに入社するにあたって必要なことは「特技を持つこと」「雑学を広く持つこと」。ゲームの知識はみんな持ってるから役に立たない。引き出しを多く持つことがライターとしての個性につながるということだった。
これって「ファミ通に入ること」「ライターになるため」に限らないことじゃないだろうか。その道のプロになっておくのも必要だが、引き出しを多く持ち、別の視点を持つことがその人の個性になるのじゃないかと思ったのだ。ちょうど本日、「メレンゲの気持ち」にビートたけしが出演し、久本雅美とオードリーの二人がインタビューしていたのだが、そのときのたけしの話にも「(春日の「休日は芸人としてはどのようなことをしていればいいのか」という質問に)全然興味のないものを読んでいたらいい。意外に面白かったりする。そこから自分の引き出しや語彙が増えてとっさの時に出てくる」という話をしていた。視野を広げることが自分の個性を伸ばし、武器になるということだ。これは非常に勉強になった。自分は「音楽」「芸能」以外の分野にはほとんど興味を持っていない。例えばスポーツや文学、映画は、まぁ触れていない。興味がないながらも、一度は触れてみると、案外面白かったりするのかもしれない。そしてそれが自分の中で糧となるかもしれない。そんなことを考えさせられるきっかけとなったのでした。

じゃあ、とりあえず手始めにサッカーのワールドカップでも見てみるか…(サッカーに全然興味がない)。