「Loser's Parade」

for さえない日々

『ブランコ』完結記念ウィスット・ポンニミット ライブ!@原宿VACANT

タムくんこと、ウィスット・ポンニミットの『ブランコ』完結記念のライブイベントに行ってきました。タムくんのライブ、そしてゲストに星野源。この二人がどっかの喫茶店だか部屋とかで日常会話をしているような気の張らないライブでした。
タムくんはいつものように自身のアニメに合わせてピアノを演奏。更に、最近始めたギターでも合わせ、そして弾き語りまで披露。5月のグッドラックヘイワとのライブで初体験したのですが、そのときよりも進歩してる!半年も経たないうちにギターまで表現方法の一部に取り込む吸収力の速さにビックリしました。
途中にゲストとして登場した星野リーダーとは『インストバンド』をまず一緒に披露。タムくんのピアノはつたないけれど、それでもこっちはこっちで感動するという声をいくつも聞いた。その後は『キッチン』『老夫婦』『茶碗』『くせのうた』に合わせてタムくんが生ドローイング。絵を描きながら更にコーラスまで!それにしてもタムくん、歌もうまい。ドローイングは曲のテーマに合ったもの、更には紙をちぎって最終的にハートにするなど、ドローイングの域を全然飛び越えているパフォーマンス。そしてハイライトは今日のために星野リーダーが作ってきた『ブランコの唄』。これがまた、今日限りなのがもったいないくらいにいい歌。この曲に対してタムくんも「オレが何年もかけて作った『ブランコ』を数日で作っちゃった…」「この曲には『ブランコ』の全てが入っている」と絶賛。いや、本当、なんでこんな曲を短期間に量産できてしまうのだろうか。
アンコールでタムくんの名作「hesheit」の『部屋』が披露されたのですが、何回も見たことがあるはずなのに泣きそうになった。最後にはリーダーも出てきて『ばらばら』。実は昔、この曲のアニメを作ってあげると言われたことがあったそうですが、それから早数年経ってしまったそうな。「ちゃんと作るよ」とはタムくんの言葉。期待してます!


それにしてもタムくんは本当に自然。全然気取ったりせず、奔放。それが国民性の違いかどうかはわからないけど、ピアノにしろ、唄にしろ、ドローイングにしろ、全てにそれが現れている。そしてその雰囲気は星野弾き語りにもなんだか通じるようなところもある気がして、冒頭にも書いたけど、どっちかの家にお邪魔しているかのごとくとてもいい雰囲気でした。このコンビの作品をもっと見てみたいです。

この作品もいいんだよなー。


あ、グッドラックヘイワとのライブで演奏に合わせてドローイングしている映像発見!こんな感じで今回も演奏に合わせてどんどん描いていました。