松尾スズキ初監督短編映画「まぶだちの女」に使われたSAKEROCKの曲とは

最近ビデオをDVDにダビングする作業を行っているために、昔のビデオを引っ張り出しては懐かしんでしたのですが、ウチの嫁のビデオ群から貴重なものを発掘した。それは、松尾スズキが「恋の門」よりも前に監督した短編映画「まぶだちの女」である。
この短編映画、かつて週刊SPA!のグラビア企画として連載されていた「松活妄想撮影所」の発展版である。この短編映画、当時は「松尾スズキの名前は知っているけど…」程度だったために劇場公開をされたのかどうかはわからない。ただ、WOWOWで放送されたようで、その録画を嫁は所持していたのだ。結婚して3年目、そんな事実知らなかった。

私がなぜ「まぶだちの女」を見たがっていたのかというと、その短編映画にSAKEROCKの曲が使用されているらしいからだ。その事実は、例えばこことかここにも記載されているとおり、私がSAKEROCKを知った当時のプロフィールには必ず掲載されていた。その映像が見たい！そして何の曲が使われているのか知りたい！様々な動画サイトを漁り続けてもまったく出てこなかった「まぶだちの女」、まさか見れるとは思わなかったので、ドキドキしながら鑑賞した。

結果から言いましょう。劇中で使用されていたのは「YUTA」に収録されている『モー』でした。証拠画像は、こちら。

見えにくいですか？わかりやすく赤色で囲んでみましょう。

わかりましたでしょうか？“「モー」／酒ロック”となっています。なぜこのような表記なのかはわかりませんが、劇中でかかったのはまさしくあの『モー』でした。あー、ようやく長年の謎が解決した。

さてこの短編映画。中身は「あー、松尾さんらしい！」としか言いようのない内容。中でも自分が心奪われたのは川勝正幸さんの貴重な演技でした…。ちなみに大根仁監督によるメイキングや、雄弁なロッキンオン兵庫氏や、まったく喋らない豊田夢太郎氏（先日、タムくんの「ブランコ」完結記念で星野リーダーをゲストに呼んでイベントをされた方）のお姿を拝見できる松尾担当編集者対談なんて映像もありました。

撮られた暁の女―松活妄想撮影所写真集
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