U-zhaanのQ&Aコーナーが面白い
タブラ奏者で元ASA-CHANG&巡礼のメンバーであったU-zhaan。Twitter界隈でもそのつぶやきが面白いと評判で、ついには昨年にそのつぶやきをまとめた本が出版されるほどなのですが、公式サイトにある「Q&A」コーナーがすごいです。
「あなたの質問にU-zhaanが答えます!音楽のこと、カレーのこと、人生相談などなんでもいいですよ。質問が採用された方には、なにか地味なプレゼントを送ります!」というこの相談コーナーは昨年の10月から始まり、すでに2011/7/19現在で質問数は138個に上っています。さて、このコーナーの何が面白いのかっていうと、質問に対するユザーン氏の冷静な回答が面白いのです。例えば…
Q.
餃子の王将と大阪王将は別物ですか?
A.
現在はイートアンドという会社が経営している「大阪王将」は、「餃子の王将」の創業者の親戚筋の方が独立して始めたものです。当初は同じ「餃子の王将」の名前で営業していたようですが、彼らが店舗を拡張するに従って元々の「餃子の王将」もだんだん機嫌が悪くなってきて、とうとう「お前らは『王将』って使っちゃダメ」という裁判を起こしました。その結果、独立した王将のほうは「大阪王将」と店名を変更するに至ったそうです。いろいろ大変ですね。
ところで以前、大阪に住む王将好きの友人に「『餃子の王将』と『大阪王将』、どちらの餃子がおいしいか」について質問したことがあります。
「そりゃ絶対『餃子の王将』やって。焼き加減とかサイズとか全然違うし」
「へえ。じゃあ『大阪王将』はなんかビチャビチャしてたり小さかったりするのかな」
「いや、行ったことないからわからん」
人の意見を鵜呑みにするのはやめようと思いました。
的確なんだけど、余談の部分を死んだ目で返している姿がなぜか目に浮かびます。
ちなみにこのコーナー、誰でも相談が出来るために様々な職業の方が登場するのですが、中にはこんな方のこんな相談も。
Q.
小4の息子が、サンタクロースの存在を疑い始めました。
来年は、どうしたらよいでしょうか?親としての心構えを教えてください。
嶺川貴子(41) 歌手
A.
遅かれ早かれ、息子さんにサンタクロースが来なくなる時期は必ず来ます。そのタイミングでどんなコミュニケーションを取るか、あらかじめ考えておくことはとても大切なことです。彼がその件について「サンタさんって、あれお父さんだったんだよね?」と、遠回しに探りを入れて来たと仮定しましょう。どんな風に回答するのがベストでしょうか。
例1
「その可能性はあるわね。でも、あなたの心にサンタクロースはいつもいるのよ」
一見うまくやり過ごしているように見えますが、彼には漠然とした不信感ばかりが募るでしょう。
例2
「ええ? サンタっていないの? 本当に? 知らなかった…」
とぼけるのもいい加減にしてくれ、という気分になった彼は当分食卓に姿を現さなくなるかもしれません。
例3
「やっと気付いたのね。大・成・功! お母さん達もなかなかやるでしょう」
言語道断ですね。
このように、この問題に対しての模範回答はありません。少しでも発覚が先送りになるように来年も頑張ってください。
Q.
小4の息子がいるのですが、サンタクロースとしてやっていく自信がなくなりそうです。
来年からの方針を教えてください。
小山田圭吾(41) ミュージシャン
A.
お父さんのほうがそんな弱腰でどうするんですか。乗りかけた船です。最後まで責任を持ってやり遂げてください。
小山田夫妻www
そのほかにも相談者に森山未來、篠原ともえ、agraph牛尾、能町みね子、BOSE、フジファブリック山内、原田知世、高橋幸宏、元ちとせ、山本精一…と、錚々たるメンバーが紛れていたり、時には回答者がレイ・ハラカミになっていたりと、目が離せません。オレもユザーンに何か相談してみたいけど、面白い相談が思い浮かびません。