「Loser's Parade」

for さえない日々

Beat Happening!MAX!八十八ヶ所巡礼〜reco発show〜『ピンポンパンポン ようこそ Palama・Jipangへ祭』@渋谷クラブクアトロ

9月27日(火)。八十八ヶ所巡礼目当てでチケットを取っていたのだけど、映画「モテキ」をみたおかげでN'夙川BOYSがとても楽しみになったライブへ。
N'夙川BOYSが目当てだったけど、出番が1番目、しかも平日に18時30分スタートという条件。それを定時ダッシュでなんとか滑りこむ。N'夙川BOYSはとってもキュートでかっこよく、そして愛おしかった。リンダとマーヤの掛け合いはまるで夫婦漫才のようだった。「モテキ」では最重要曲として使用された『物語はちと?不安定』では3人とも客席にダイブ、そして後のPA卓までたどり着いて仁王立ちというハチャメチャっぷり。素晴らしい!

続く東京カランコロンとSEBASTIAN X。名前は知ってるけど音は聞いたことがなかった2バンド。どっちも異質なバンドだった。東京カランコロンは名前の可愛らしさの裏に潜む狂気が見え隠れしていた。天然の危うい感じ。派手なフロントの男女ボーカルに隠れ、印象的なフレーズを弾くギターの人が気になって仕方なかった。

SEBASTIAN Xも、あんなに声量のある女性ボーカルのバンドって珍しい。こちらも天然系。

そして八十八ヶ所巡礼。「ようこそ参られた」「ちょっとエコーをかけてもらっていいですか?…チューニングッッッ!!!」など無駄なMCは挟まない奇奇怪怪。百鬼夜行に遭遇した感じ。妖怪でしたよ、あの3人。演奏うますぎて笑っちゃうくらい。テクニックに寄って全部ワンパターンな曲になるんじゃないかと思っていたけど、ライブは全然そんなことなかった。いったいどうやってこんな見事にバラバラな個性が集まってバンドができたのだろうか。