星野源ワンマン「エピソード1」@渋谷AX(10/2)
「人生ってだいたいしんどいじゃないですか。でも生きてれば、いいこともあるんだなって」
『くだらないの中に』を歌う前に語られたこの言葉と、最後の最後に歌った曲が、ライブから3週間以上経った今でも心に焼き付いて離れない。
渋谷AXという大きな会場でワンマンを行うことに少なからずビックリしたのだけど、なんとチケットは即完売。えー!SAKEROCKのAX公演もここまでチケットが取りにくいことなかったような気がするのに!これがメジャーの宣伝力ってことなのでしょうか。星野ソロの人気にはただただ驚くばかり。会場は当然のことながら満員。そんな中、会場最後方からかすかに見えるステージは、赤の垂れ幕、スタンドランプ、足元に絨毯が引かれていた。春にPARCO劇場で見た部屋よりも豪華になっていた。
さて、ライブからすでに3週間以上経ってしまったために、すでにライブレポートは出揃った形になっている。なので、レポートはそちらを見ていただければ十分だと思います。
普段のバンドメンバーに加えチェロとバイオリン。更にはホルン、トロンボーン、トランペット、クラリネットなどの管楽器が加わった10人編成で『エピソード』以降4曲は、ただただ圧巻でした。
⇒「終わりたくねえ!」星野源初のSHIBUYA-AX大成功 - 音楽ナタリー
⇒星野源 @ SHIBUYA-AX | 邦楽ライヴレポート | RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト
高田漣を間違って「高田渡!」とお父さんの名前で紹介しちゃったなどのハプニングもありつつ、様々な演奏、歌が繰り広げられ、最後の最後、2度目のアンコール。『ばかのうた』をゆっくりと歌い出した。震災以降、Twitter上の文字ライブを最後に歌われなかった曲を、ついにこの場で解禁した。
「ぼくらの土地は いつだって揺れてる」という歌詞がある『ばかのうた』は、暗喩表現であるために決して不謹慎なものではないのだけど、やはり「地震」を想起してしまうために恐らく自身の配慮により封印していたと思われる。新作の「エピソード」ではより生活に直結した曲が数々披露されたけど、「今までの色々は 忘れていいよ」「これからの色々は ばかで染めよう」「繰り返し 建て直し」…震災後に歌詞の意味が変わってしまったとは自身の弁だけど、この曲こそが現在の日本において一番生活に直結している曲になったと思う。だからこそ、この曲をこのタイミングで、一番最後に歌われたことは大きな意味があったのではないだろうか。そんなことを思い返す日々です。
- 歌を歌うときは
- グー
- ステップ
- 茶碗
- ばらばら
- 布団
- キッチン
- ひらめき
- 変わらないまま
- 穴を掘る
- 兄妹
- 未来
- 老夫婦
- バイト
- 子供
- ブランコ
- ストーブ
- エピソード
- 日常
- 予想
- くだらないの中に
encore
- 湯気
- くせのうた
W-encore
- ばかのうた
そして発表された、ホール公演まで含まれた「エピソード2以降」。中野サンプラザ公演は先行予約が外れたって人も多々いると伺っています。そんな大人気のライブチケット、一般発売は11月 5日(土)。