「Loser's Parade」

for さえない日々

吾妻光良 & The Swinging Boppers「2011年度 バッパーズ的小忘年会」 @六本木BeeHive

バッパーズが忘年会ライブを開催すると聞きつけ、いそいそと六本木に足を運んだ。

六本木の東京ミッドタウンはクリスマスムード一色。そんな華やかな場所をくぐり抜け、狭い路地を辿っていくとあるBeeHive。

今回の会場であるBeeHiveは新しいライブハウスで、ドアを開くとそこにはなんとラーメン屋が。そこを奥に進むと地下にライブスペースという面白い会場。ラーメン屋のほうは塩ラーメンが有名だそうで、壁にはテリー伊藤など著名人のサインが。事前に食事を済ませてきていたのと、あとから有名店だというのを知ったので食べなかったんですけど、ちょっと気になる。
今回は「小忘年会」ということで、第1部は吾妻光良トリオ。第2部はバッパーズが登場するのですが、いつものおそろい白シャツではなく全員私服で登場するというリラックスムード。さすがに「小忘年会」と名付けられただけにとにかく全体的にゆるい雰囲気。来場者にはなぜか魚肉ソーセージがプレゼントというアットホームな感じが良かった。そして演奏は、もちろんかっこよかった。
究極のアマチュアバンドであるバッパーズのライブを見るたび、「こんな大人になりたい!」と強く思う。年取っても仲間でキャッキャはしゃいで、仕事も家庭もちゃんとしてて、でもたまにやる音楽は最高にかっこいいという姿。たいていのメンバーが本職があるためにライブを欠席するメンバーも少なくないのですが、代理でやってきたのが旧メンバーだっていうのもなんかいい関係性を現している。パーマネントメンバーからは外れたけれど、たまに助っ人としてやってくるっていうのもバンドとしてとってもいい感じの姿。
Mitsuyoshi Azuma & The Swinging Boppers
ちなみに年明けには着席型のライブが決定しているのだけど、その説明文がさすが。

高齢化社会が問題となっております。それに伴い、バッパーズのメンバー、さらにはライブにいらっしゃるお客様も、あたりまえですが、それなりに高齢化が進んでいると思われます。メンバーは20年ほど前からすでに、「腰が痛い」、「足の親指が腫れる」、「やたらとノドが渇く」、「トイレが近い」、「すぐに疲れる」などの症状を訴えておりますが、やはり見ていただく方々にも、たまにはゆっくり椅子に座って飲みながら、というのも良いのではないかと思い、今回のライブ企画に至った次第です。
席料、非常に高くなっておりますが、何卒ひとつご理解の程よろしくお願いします。尚、演目、内容に関しましては、いままで通常のバッパーズ公演とあまり変わりがありませんことも、ご理解、ご了承いただけると幸いです。