「Loser's Parade」

for さえない日々

真田合唱団〜11人もいる!最終回

11人もいる!」が最終回を迎えてすごく寂しい。もう金曜の夜にあの家族に会えないのかと思うと寂しい。

なんともすごいラストを迎えたこのドラマ。「最終回は誰も予想がつかない展開になります」とはこの前の星野源ライブで放たれたMCでしたが、本当にそのとおり。まさかこんな形で集約されていくとは。
だいたい初っ端から見所満載だった。尾女田先生の舘ひろしコスプレに始まり、前回の予告にちらっと映ったバナナマン日村がいったいどのように登場するのかと思えばまさか「才悟の未来の姿」。そしてその後「設楽不動産」の従業員として再登場するという小ネタも。ついついヒロユキおじさんとの共演シーン*1を期待してしまいましたが、そこは贅沢を言い過ぎました。かと思えば一男さんが藤森バリの「君、かわうぃーね!」をぶっ放すと、才悟は「もう童貞じゃない!」って言い出す。忘れてはならないのが田辺誠一光浦靖子の往年のコントスタイルなじいさんばあさん姿。湘南乃風RED RICEの実は良い奴的好演、ダイナミックパパの独壇場、そしてヒロユキおじさんの気持ち悪さのブレなさ具合ったら。後半には佐藤二朗の相変わらずのフリースタイル風演技も帰ってきてお腹いっぱい。
しかし、その後に今まで歌われてきた「家族なんです」の終着点があった。今までのいろいろをこの約6分間に及ぶ曲で染められていった。宮城出身の宮藤さんだからこその、この終着。いろいろ失っても楽しく生きていくのが「家族なんです」。こんな感動的で壮大なシーンの最後に、「真田合唱団」がバラエティー番組として放送されているのをダイナミックパパが「貧乏臭い!」ってテレビを消すオチ。素晴らしかった!
この壮大な展開に圧倒されながらも、「星野リーダーの歌がこんなに感動的に大々的に使われるだなんて!」と思っていたのも事実。星野源作曲・演奏作品がやがて湘南乃風RED RICE、広末涼子という大ヒットミュージシャンによって歌われ、更には歌ヘタ女王の光浦靖子にまで歌われていくシーンは、違った意味でも感動的だった。
寂しいなー。金曜の夜が寂しくなるなー。

ブルーレイBOX高ぇなー。


あ、そうそう、公式本これでちゃんと読めますね。最終回前に手に入れちゃったから部分的にしか読めなかったけど、加藤清史郎インタビューで「子供たちの間では王様ゲームポッキーゲームが流行ってます!」って出てて度肝抜かれました。当然、キスとかはしないそうですが。それを必死にやめさせようとしている光浦の母性。そしてヒロユキおじさんは二子と三子から「一番面白い」認定を受けてたり、一男とは二人でカラオケ行ったり、四郎とはいつも下ネタ言い合ってるそうでモテモテだということがわかりました。

*1:ドラマとしては「去年ルノアールで」以来ですよね