「Loser's Parade」

for さえない日々

シャムキャッツ×ホライズン山下宅配便@代官山・晴れたら空に豆まいて

「ホライズン山下宅配便が面白い」と聞き、それなら是非とライブに行こうとしたらちょうどこのツーマンライブだった。
珍妙な名前のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」。もちろん名前は知っていたけど今まで行く機会に恵まれなかったので、今回が初。場所は代官山の駅そば。お洒落な人たちが駅前でワイワイしている中をくぐり抜けてビルの地下2階に降りていくと到着。仕事が押して10分ほど遅れて入ると、何やら前座らしき人が登場した後だったよう。あれ?そんなのもあったんだ、と思い先に到着していた妻や友人に話を聴くと、「ニューバランスクラブバンド」という、ニューバランスを履いたものだけで組んだ即興バンドが演奏していたらしい。あ、今日はそういう雰囲気のイベントなんだ。
それにしてもこのライブハウスはドリンクがよかった。ビールを頼んだらジョッキが出てくるだなんて、なかなか気が利いている。だいたいワンドリンクのビールなんてしょっぱいもので、「これで500円か…」と思ってしまうのが大半なので。


シャムキャッツ。バンド名だけは知っていた。

ちょっととぼけた感じでゆるいと思わせつつ、豪快なドラムでパシっと。4人組で基本的にボーカルギターがいるのだけど、たまにサイドギターがメインで歌う。わりと誠実なバンド、という印象。


そしてお目当てのホライズン山下宅配便。

なんだかもう、ハチャメチャだった。客を巻き込んでのダンス、奇声を上げる歌、不思議な歌詞。演劇チックでニューウェーブっていうか、ヒカシューを思い出した。飄々とした佇まいで奇想天外なことをし続けるボーカルと、それに一切動じない演奏陣のキャップもよかった。これはたしかに、面白い。


2組が終わった最後には冒頭に登場した「ニューバランスクラブバンド」が。更には「ニューバランスじゃないクラブバンド」も登場して、もう何がなんだかよくわからない状態に。なんだか、不思議なライブに紛れ込んでしまいましたが、結果ものすごく楽しかったです。誠実なバンドだなーって思ってたシャムキャッツも、最後でふざけてて急に親しみがわきました。




このCDももらいましたよ。すんごいくだらないです。