「Loser's Parade」

for さえない日々

フラッシュバックメモリーズ3D

GOMA & THE JUNGLE RHYTHM SECTIONのライブ映像と共に過去の映像、記憶がリンクする映画。

この映画は、「交通事故をきっかけに高次脳機能障害になって記憶に関して不自由になってしまったミュージシャン」のドキュメンタリーではあるが、単にその復帰過程を追ったような、よくあるものではない。
基本はGOMA & THE JUNGLE RHYTHM SECTIONの演奏シーン、つまりライブを撮影している。音楽ももちろん、その音。そして背景では事故前のGOMAさんの記録が映し出される。若かりし頃から、活動10周年イベントまで、順風満帆の生活。そして運命を変える一日。ここでは言葉とイメージ映像へ。事故体験を表現したシーンでは、ライブ映像と相乗効果でとっても不思議な感覚に。そして事故後の生活へ。
この作品は、上映前にスペースシャワーTVで放映されたものをすでに見ていたので、内容のインパクトは、さすがに初回に劣る。でも、今回は劇場で、しかも3Dで見るという経験をしたのだけど、音響効果と視覚効果によって、まさにスクリーンの下で生演奏しているかのような感覚だった。そして改めて、人間の本能の不思議に感心すると共に、大事な人がもしこのような状態になったら…と、前向きにならざるをえない人生について考えてしまった。GOMAさんの第2の人生は、今も続いている。


そして、この映画を見た方は、こっちのドキュメンタリーも見たほうがいいと思う。

まさか「ちちんぷいぷい*1」でこんな大々的に取り上げられているだなんて思いませんでした。あと、角さんが降板してたのも知らなかった。


それにしても、今回初めて3D映画を見たのだけど…3D眼鏡って、疲れますね。通常の眼鏡もかけている「眼鏡 on 眼鏡」だったから余計に。

*1:大阪ローカルで昼の情報番組